SSブログ

カメラ [カメラ]





nityuu-s.jpg

過日開催されたCP+でのセミナーの一幕。一眼レフカメラとミラーレスカメラの比較で一眼の利点を聞き納得した。それによれば『Nikon社がレンジファインダーカメラをリリースした1年後に一眼を発表した。日本のカメラ業界はこの一眼で世界の市場を席巻したということだった。』肝心の利点の方は『ミラーレスカメラではファインダーはどうしても電子化された映像に頼らざるを得ない。電子化ではハイコントラスト、夜間撮影などでは超えられない課題がある』ということだ。


70年代、私は一眼レフカメラを手に入れた。しかし撮影ターゲットを見つけることができなかった。そのなとき、昭島の横田基地近辺に所用で出かけたとき、基地周辺の岡の上にカメラを携えた集団を目撃した。そのときは、軍用飛行機の撮影ポイントだろうと思ったが、実は八高線にあった蒸気機関車を撮影する集団だったということを後に知った。蒸気機関車(SL)は国鉄の無煙化計画によって各地のローカル線から消えつつあったのだ。
この消え去るものと写真とは非常に相性がいい。


言うまでもなく私はこれにはまった。

これは私だけでなくブームになっていたようだ。お立ち台と呼ばれる有名な撮影ポイントでは喧嘩も絶えなかった。
このブームは一眼レフカメラや大判カメラの消費に火をつけた。
交換レンズも多数入れた大型のアルミ製カメラケースを肩に食い込ませて撮影ポイントを探し回る姿を多数見かけた。

これが一眼レフカメラの売り上げに貢献した。この撮影ターゲットは一眼レフカメラの利点を最大限使い切るものだったのだ。

このようなブームは突然やってくる。しかし、現在のような情報過多でもターゲットが絞り込めないデメリットがあり、何がきっかけなのか掴みにくい。当時「てっちゃん」なんて言う呼称はなかったが、夢中で集中できる何かが欲しいものだ。


Sponsored Links



タグ:カメラ
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました