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団塊(だんかい)世代って何?(7) コンピューター [雑感]





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80年代になって仕事の中でパソコンを使う機会が増えてきた。
当時高価だったパソコンはパーソナルコンピュータ(PC)などと言われていたが、使用環境は必ずしもパーソナルユースではなく、グループ内での共有だった。

これは当時のPCは非常に高価だったということと、業務の中での有用性が認知されていなかったということだったか。

使用するときに電源を入れ、使用後にシャットダウンするという暢気な使い方をしていたものだ。


画面は黒の地色に白い文字が表示され直線などの組み合わせで文書などを作成していた。キーボードのみでマウスなんてものはなかった。

 

ネットワークという機能はワークステーションか、あるいはシステム用大型コンピューターに限られ、PCはもっぱら文書の作成、編集、保存する使途がメインになっていた。


文書作成も美しく読みやすいレイアウトの検討はいまや当たり前の機能だが、当時のPCではそれは叶わなかったし、フォントを指定する。フォントサイズを指定する。などは画面上に記号がでるだけのお粗末なものだった。このようなプアーな使途に限られたものだったが、使われ続けた。



こんな時に米コンパック社から入ってきたPCは業界の価格破壊を起こした。

PCの低価格化だ。その後のWindows95の発売と相まってPCは爆発的に普及し始めた。

仕事の中でのPCの使われ方も激変し、各業務毎に不可欠な存在となった。



デザイン関係業務においてもMacintoshが導入されワークフローの改革が起こった。

いままでMacなど知らない人がこのマシンをはじめて見ると、そのすばらしさとPCとは思想が異なる製品のありようにショックを受け、欲しいと思い、その中から多くの人が購入した。


私もその一人だった。当時のMacは本体+マウス、キーボード(別売)、モニター(別売)で60万円くらいだったか、高かったなーー。


会社に導入したMacはマニュアルの作成を担当した。その後カタログ、販促ツールなどのグラフィックデザインに大いに能力を発揮した。


ソフトウェアに於いても低価格化の波が押し寄せ、当初のAdobe社のIllustratorも個人ユーザーにも手が届くほどになった。導入当初のIllustratorは必ずしも使いやすいとは言えなかったが、バージョンアップとともに機能追加と使いやすさ、分かりやすいようにリファインが行われ、Photoshopとともに不可欠なツールになった。


一時期の電車内の中吊りなど一般に目にできる印刷物の多くが、Illustratorで作成した。あのフォントを使用したと目で見てわかるほど、広く使われていた。(機能的に多くはなかったし、フォントの種類も少なかった)


最初に見たときのMacintosh Plusだっかたの印象では将来業務で不可欠な存在になるとは想像すらできなかったのを思い出すと、コンピュータの進歩のすばらしさを痛感する。


 

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  • 出版社/メーカー: アップル
  • メディア: Personal Computers





 






私の現役時代は人間的に不可避の現象(老化)や欠点をPCたちはよくカバーしてくれた。

いまこのブログのネタを認めているのも、このMacの力なしには考えられない。


このMacのコンセプトデザインを作り上げ、確立させ、コントロールしてきた、故Steve Jobs氏や開発関係者には大いに感謝したい。




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