団塊(だんかい)世代って何? 健康と病気(2) [ヘルス]
高血圧症
先日、歯の治療のため行きつけの歯科医院に行った際、待合室で週刊誌を手にしてぱらぱらと拾い読みしていた。
このときに、<近藤 誠「降圧剤で殺されないための5つの心得」
血糖値、コレステロール値もウソだらけ>の見出しに釘付けになった。
一般に降圧剤などは飲み始めると、一生飲み続けないといけない薬のひとつと認識している。
これが事実だとすると、製薬会社からの視点で見方を変えると、風邪薬のように症状が治まるまでの薬と違って、「ずっとという」とてもおいしい薬では。と疑いたくなる。
というのも「ノバルティス社の臨床研究不正事件」も降圧剤の「ディオバン」であったからだ。
週刊誌の名前は
週刊文春
5月8日・15日ゴールデンウィーク特大号
本誌の要約&抜粋
自覚症状もないのに『高血圧なので治療をしましょう』と言われて薬を飲まされる人があまりに多い。薬で血圧を130まで下げることの弊害が多く、むしろ、脳卒中などのリスクが高まる
根拠のない基準値によって高血圧症の診断と無用の投薬が行われてきた。
近藤氏は「無駄な高血圧治療を受けずにすむために知っておくべき5つの心得」を挙げている。
(1)高血圧の方が長生きできることを知る。
近藤氏は高血圧のメカニズムをこう説明する。
「人間の身体にとって最も重要なのは脳です。心臓はポンプとして脳に血液を送り出しています。
ところが年をとるほど血管は硬くなり、細くなる。だから血液を強く送り出すために、圧は強まる必要があるんです。
年をとると血圧が高まるのは、我々の身体が無意識のうちに調整してくれているから。その意味では、血圧の高い高齢者の方が低血圧の人より身体が強く、元気なんです。寿命も長くなるはずです」
(2)副作用の怖さを知っておく
降圧剤を使うとにより、怖いのは脳梗塞です。血管の中で血液が凝固し、その先が壊死してしまう病気ですが、血圧を不用意に下げることで、血液の流れが悪くなり、発症のリスクが高まります。
高齢者の場合は、血液が脳に回らなくなるとぼけも出やすくなる。
(3)60歳以上は”実年齢+90”
海外では軽度の高血圧と見なされる、140から159ぐらいの人たちを対象にした比較試験が、すでに4回ほど行われています。
しかしいずれも、薬を飲ませなくても何も変わらなかったし、死亡率も減らないし、血管障害も関係なかった。だから薬を飲んだ人たちは、副作用が出る分、損をしています。
(4)「上が147までOK」も疑え
目安として60歳以上の方は、”実年齢+90”と考えてください。
体調面で自覚症状がない60歳の人なら150、70歳の人なら160までは正常血圧と考えていいでしょう。
日本は以前その基準を使っており、ここ半世紀のデータを見渡しても、それで人々に何の問題も生じていない。
(5)検診に行かないこと
近藤氏はそもそも検診や人間ドックは百害あって一利なしと言い続けています。自覚症状がないのに検診に行き、病気を見つけてもらって、治療を始めるーーー。
これは最も避けなくてはならないこと。病院は患者がたくさんいないと経営上困るので、病人を数多く生み出したい。そのため、治療が不要な健康人も病人にしてしまう。高血圧でもこれまでこの構図のもとに”患者”が作られてきました。
要約&抜粋(ここまで)
記事の中では、ほかに血糖値、コレステロール値などにも同じような文脈で値の妥当性と根拠を展開しています。
医療の分野だけに限らないが、いままで常識としていたことが、ひっくりかえることは過去多々あったし、現在でも起こりうる。
氏もちょっと触れていますが、この常識が業界の保護のためだとしたら、このような切り口から適正なものに是正されることを強く望みたい。
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タグ:ヘルス
2014-05-19 18:24
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コメント(2)
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おはようございます^^
ご訪問ありがとうございました。わたくしも
検診には行っていません(^^ もっとも理由は、医者嫌いということですが(--ゞ
by mimimomo (2014-05-26 06:22)
mimimomoさんコメントありがとうございます。 医者が大好きという人はあまり聞きません。でも体調には十分に気をつけてください。
by DANKAI_Gen (2014-05-27 21:19)