「 HealthKit 」に期待 [ヘルス]
むかし出先での仕事が遅くなって終電に近い非常に混んでいた電車内でのこと。
山手線が秋葉原駅に着くやいなや、人々は総武線下りホームへすごい勢いで我先に走り出す。おいらは何が起きたのかとあっけにとられるが、異様な雰囲気は感じ取ることができた。人の流れに乗って走り出す。電車に飛び乗った。
多くのサラリーマンは仕事の疲れを隠さない。立ったままで睡眠状態に突入するので、その瞬間 膝がガクッと折れる。そして次に気を取り直しピッと直立する。こんな状態を繰り返す。
そんな電車は途中駅に滑り込んだ。
窓を通して向かい側に建物の大きなガラス窓が見える。
そこはフィットネスクラブで、多くの人がガラス窓の向かってランニングマシン上で走っているのが暗い中に浮かび上がっている。
電車の窓ガラスとあわせて窓ガラス2枚を隔てただけなのに、かたや疲れ切って寝るに寝られない人たちと、健康的に運動している健全な人たち。
このとき「健康」って言うのはカネを払って手に入れるものなんだと思い知った。
むかしは慎ましく生活していれば、それは健康だという時代があったが、いま、気をつけて見回すと、どこでにも健康関係の製品が氾濫している。自分から不健康になり、カネを払うことで健康と思い込む。
テレビCMはダイエット食品やらサプリメントやらが非常に多い。ファミレスなんかでも健康を意識したメニューが増えた。
遅ればせながらそうだったんだと改めて気が付きました。
Apple社による「WWDC 2014」が終わった。
最近の同社の動向は世界の流れに大きな影響力をもっていることから、新しい製品が発表されるやいなや、テレビや新聞で取り上げられてきたが、今年のカンファレンスの基調講演で新規のハードウエアの発表がなかったので、テレビのニュースでその様子を報じているのを見ることはなかった。
おいらは、この「WWDC 2014」を見て、(もちろんWebで)これはと思ったことがあった。それはiPhoneやiPadの新OS「iOS8」のアプリ「HealthKit」(ヘルスキット)。
(新 iOS8 および 新MacOS OSX Yosemite はこの秋にリリースを予定されている)
詳細は判らないけど、健康管理の指針となる自身のいろんなデータを簡単にとれるようになり、それを自身で管理できるようになるという。画期的だな。
あるいはいまの健康状態でこれから酒を飲むんだったら、「どこまでが許容値だよ」なんて教えてくれたら嬉しい。要らぬお世話か、「老いぼれたってその程度はわかるよ」。。。
iPhoneだかiPadとかが、今後出てくるであろういろんな測定器やヘルス製品の「ハブ」になって、健康という状態が見えてくるっていうのに期待したい。
参考:「ハフィントンポストの記事から」
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タグ:ヘルス
2014-06-05 10:33
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