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加曽利貝塚土器づくり同好会 見学 [加曽利貝塚]





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土器づくり同好会を見てきた


 連続しても加曽利貝塚モンだけど、ご容赦ください。
前回4月末の加曽利貝塚博物館を訪れた際に、「加曽利貝塚土器づくり同好会」の存在や活動内容を知った。
おいら的には、非常に興味深い内容だった。

中には趣味でいろいろな道具を手作りして自分の気に入ったものを手にしている人もいるが、料理や家庭菜園での野菜作りも含めて、自分の意志と発想で自由を手に入れるということが、だんだん遠のいて行ってるのではないだろうか。

古代人は住居をはじめ、生活用品や狩猟、農耕の道具などを材料調達から加工→使用→反省・改善案→加工っていうサイクルを経て現在にまで至ったわけだ。
現代人でもそう言った作りたいとか狩猟したいという自由な発想はDNAは受け継がれているんだと思う。

そんなわけでか、土器づくり同好会の作品を見ているとうずうずしてきた。
この感覚は、お店で欲しいものを見て手に入れたいというのとは異なる感覚だ。

毎週 水曜日、土曜日、日曜日が同好会の活動日だと知って、日曜日に出かけて見てきた。

冒頭の写真は、同好会の活動エリアに着くなり目にした光景。
このエリアのオブジェとして、新規に製作した土偶だという。
実際のものは小さいが拡大してのもの。
目測で1メートル以上ある大作だ。











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思ったより短時間で焼き上がった
やぐら状に組み上げた薪を取り去ると見事な土偶が出現した
 
焼はこれから暑くなる季節がいいらしい
冬場は温度差が大きくて割れてしまう確率が高まる
 
ただでさい暑かったこの日、関係者の方々がたき火を囲む

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たき火の周りには今日焼き上げる予定の土器を置いて十分に乾燥させている

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焼は最初は黒っぽくなり、焼き上がりの目安は全体が火の色の半透明になるそうだ
熱すぎて近寄ってのぞき込むことができない
 
焼き上がると写真のように取り出し

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で次の土器を中心に置く

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それで薪をやぐら状に組んでいく
全体が均一温度になるようにやぐらの組み方も慎重になる

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木陰で手びねりで土器を制作中の会員の方々

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川沿いに咲いていた白い花
通りがかりの人によれば「うの花」だという

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公園内では夏草の成長期で3週間前とは景色が変わって見える



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コメント 4

mimimomo

こんばんは^^
土器作りは焼きも昔風なんでしょうね~電気釜と言うわけには^^
もう20年近く前、わたくしも陶芸はやっていましたよ^^
でも電気釜^^
by mimimomo (2015-05-26 18:13) 

DANKAI_Gen

mimimomoさま
いつもありがとうございます。
陶芸ってあこがれます。
土器は釉薬を使わない素焼きで、焼く温度も最高でも800度ほどらしいです。もちろん釜でなくオープンなたき火?なので、風が強いと温度が下がるのではないでしょうか。
縄文土器は大昔のことで、文字もない時代ですから、本当の作り方は分からないのが本当かも知れません。
by DANKAI_Gen (2015-05-26 19:03) 

show-taro

いわゆる「野焼き」ですねぇ。
素朴で良いね。
染色などをしてると立体物にあこがれるらしく
ウチの元デザイナもやってましたぁ。
我が家には、その子が焼いた
縄文式?灰皿がまだあります。

オイラも電気釜を購入して
梱包されたまま10年が経過(汗)
by show-taro (2015-05-29 19:02) 

DANKAI_Gen

show-taroさま
いつもありがとうございま〜す
縄文式灰皿っていうのは笑えます。
この同好会では創作はしないとのことで、出土した縄文土器にできるだけ忠実に制作するというもので、各地の博物館などに復元モデルとして、展示されることもあるようです。
粘土と焼き物の歴史は古く、人間がある程度自由に制作できる。素材とテクニックであることは間違いない。
こんなところに惹かれる人は多い。
電気釜いいじゃないですか。
by DANKAI_Gen (2015-05-29 23:20) 

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