東京国立博物館 「始皇帝と大兵馬俑」すごかった [アート]
いつ頃だっただろうか、あの壮大な中国の遺跡「秦始皇帝陵と兵馬俑坑」をテレビか何かで見たのは。
特に坑の中に隙間のないように並んだ等身大の兵士の像は圧巻で、その画を忘れることができません。
「始皇帝と大兵馬俑展」(2015年10月27日〜2016年2月21日)が上野の東京国立博物館で開催されているのを知って、兵馬俑の実物が見たくて行ってきた。
(東京ではすでに会期は終了してしまいましたが、3月から福岡で7月からは大阪でも開催されるようです。)
とても人気が高く、入館時間前から行列ができていた。
今から約2200年前に中国の最初の統一王朝が建立され官僚による統制が行われたという。
「始皇帝」はその王朝を築いた国王が「最初の皇帝」という意味で名乗ったという。
「俑(よう)」は「人形(ひとがた)」の意味で、死者と共に埋葬されたもの。
兵馬俑は粘土で整形され、焼結され彩色されたとあるが、発掘と共に表面の彩色が剥がれ落ちるらしく、一部の俑を除いて、大半が土色になっている。
原寸大のそれはとても迫力があり、それでいてディテールも丁寧に作られて遠くからも近寄っても緊張感を持って見ることができる。
粘土が材料なので、素材の特性からか、手などがやや大きめにデフォルメされているようにも感じされたが、とにかくすごい。
この特別展の館内は写真撮影は禁止だが、館内の一部に記念写真のコーナーがあって、そこに置かれている兵馬俑は撮影可能(ただしストロボなどの発光は禁止)なのは、非常に嬉しい対応でした。
特別展のチケットで入館すると平成館での特別展のほか本館ほかでの常設展示場も見ることができるのも嬉しい。
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