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美術館・動物園そしてお花見 [美術館]

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美術館・動物園そしてお花見

 毎月の第3水曜日は、上野の東京都美術館はシルバーデーと称して65歳以上の方は無料で入館できる。おいらのように金がなくても一級の美術品を鑑賞できるとは非常にありがたい。

前回もムンク展で有名な「叫び」を頭越しにちらっと鑑賞?させてもらった。
そう、月に一度のチャンスを逃すまいとする人々で大変な混雑なんです。
このシルバーデー以外の日はどうな混雑状況なのか知る由もないけど、ゆっくり鑑賞はこの日は避けたほうがよさそう。

この日、3月の第3水曜日は、「奇想の系譜展」。
行列に多くの時間を割いて、いよいよ入館。一番に現れしは、超有名な伊藤若冲。
絵師ごとに作品を展示してあるので、若冲が2番目以降の展示だと、混雑も緩和されるんじゃないのってくらいの人だかり。

毎回見て思うのは、昔の人の美に対する執着と技術はすごいこと。
筆の動きや勢いがすごい。

大満足で、美術館を後にして動物園の前を通り過ぎようとした時、上野動物園の無料開放日っていうのが見えた。(こちらの無料開放日は第3水曜日ではなく、1年に1日この日だけ)
こちらは、並ぶことなく入園できた。
パンダは人気で何時間待ちかっていうほどの行列ができていた。

ここもありがたくあれこれ(動物以外)見せてもらって、次は花見。

上野恩賜公園の桜 ソメイヨシノは、ほとんど開花していない。
それ以外の早咲き種は綺麗に咲き誇って、ソメイヨシノの開花前の人気を独り占めしていた。
暖かいをちょっと通り越したような気温だったこの日は、ソメイヨシノの木の下で花見ではなく、つぼみを愛でる人がシートを広げてちょっと早いつぼみ見を楽しんでいた。

1日でたくさん楽しめたとてもよい日でした。

今日、この記事を書いている日は寒いほどの気温で危険な外にでることもなく、ウトウトしています。



  


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タグ:花見
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昨年の話 船橋市郷土資料館 [博物館]

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昨年の話 船橋市郷土資料館


 東京の片田舎から千葉に引っ越すことになったのは、転職のため。
1983年の年末も近づいた冬のことだったので、四半世紀と10年ほど前になる。
千葉はそれまで訪れることがなかった。都心部を抜けないといけないし、鎌倉が好き、出かけるとなると自然にそちらの方向に足が向いてしまう。今にして思うと何より歴史的史跡が好きだった。
それに比べると、千葉は歴史的な有名なものを聞かなかったし魅力的でもなかった。
来てみると、大きな木、林も森もなく平坦な地で似たような建物だけが林立した殺風景、無味乾燥な地に見えた。

転職後は忙しくて、そんなことを考えていることもなかったが、時間が経つにつれ歴史的価値をもつ地でもあることを理解してきた。
私感ではあるが、江戸が日本の中心になる前には交通の要所として栄えてきたこともあったようだし、その後江戸を支える食料の供給地でもあったようだ。

歴史がその地への愛着や誇りを育て、何よりも大切な連帯を生むことができると聞いたことがある。

前記事の習志野駐屯地の空挺館を観ての帰りに「船橋市郷土資料館」によってみた。
てっきり、この辺り一帯は習志野市かと思っていたら、意外なことに新京成線の習志野駅を下車したことあたり一帯は駐屯地も含め、船橋市だった。

郷土資料館の館内はとても綺麗で説明や展示もわかりやすい。
船橋市も千葉の東京湾臨海部の例にもれず縄文時代の遺跡の宝庫だ。

この4月から、歴史あふれる千葉でのイベントが目白押しだ。
おいらの所属している「加曽利貝塚土器づくり同好会」の一大イベント「縄文土器作品展」(4月10日〜21日)をはじめ、加曽利貝塚では「縄文春まつり」も予定され、佐倉市にある「国立 歴史民族博物館」でリニューアルのためながく工事中だった第一展示室「先史・古代」のコーナーが展示を開始した(3月19日〜)。

はやく冬眠から覚めないといけませんね。



  


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タグ:博物館
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昨年の話 習志野の空挺館見学 [建物]

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昨年の話 習志野の空挺館見学


 テレビドラマで今年はオリンピック一色となっているようだが、昨年は西郷隆盛の話だったと思うが、はや記憶も怪しくなってきた。
その隆盛が近衛兵団の大将として、それ以前から馬の産地としての習志野の地に騎兵団の訓練視察にこの地に来たということをちらっと聞いた。
それで調べているうちに、この空挺館という歴史的建物と一般公開していることを知っていってみたくなった。

それは陸上自衛隊習志野駐屯地の敷地内にあって、公開日以外には入れない。
おいら的には、ちょっと抵抗がないわけではないが、ドキドキしながら門をくぐった。
怖そうな服装だが、意外にも優しく対応していただいた。
門を抜けて道路脇にテーブルと椅子を置いた受付があって、そこで名札を渡され首から下げることと、空挺館以外の場所にはいかないようにと言われ、すでに見えている空挺館に行った。

建物前にあった説明板は、木板に墨で記されていて、消えかかっているので読みにくかったが、次のように読めた。

空挺館

(旧御馬見所)の由来

この建物は、明治天皇の「御馬見所」として 明治四十四年に東京目黒の騎兵学校内に建てられ明治天皇が修業式に行幸され学生の馬術を天覧された由緒ある建物です。

大正五年 騎兵学校がここ習志野に移転した際 同時に移築され迎賓館として使用されておりました。

昭和三十七年に「空挺館」と命名し 空挺精神の伝統継承の場として旧陸海軍及び自衛隊の空挺資料並びに騎兵資料等の展示館として現在に至っております

 

空挺館は白い外観を見せて周りとは不釣合いな建物だ。

あまり古い感じがしないのは何度か修復しているらしい。

内部は、空挺団の展示が多く、室内で待機していた元自衛艦の方から展示の説明を受けた。
かつての大戦で落下傘部隊が大いなる戦果をあげたのはおいらも聞いたことがある。
落下傘は技術の進化が目覚ましいようだ。特に軽量化。印象よりかなり思い落下傘を持ち上げるコーナーもあったが、大変なものだった。

2階には、この地が近衛騎馬隊の演習場だった頃の天覧の部屋が一段高く床上げされたところや、司馬遼太郎の歴史小説「坂の上の雲」の中心人物 秋山好古の肖像画を始め資料などが掲示されていた。日露戦争時に世界的に強いとされていたロシアの騎馬隊コサック兵と対等に好古の率いる騎馬隊の戦闘は圧巻だったのを思い出す。


習志野は昔から馬に縁のある地であった。




  


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