好天に誘われて花の美術館 [アート]
急に天気が良くなるのは嬉しいけれど、また暑さが戻ってきた。
季節違いの寒さよりはいいかって考えて、「千葉市花の美術館」へ出かけた。
どんな花が見頃かとか特別なイベントがあるとかないかは、無視して。
というような人が多かったのか、海浜公園には身体を動かす人たちで賑わっていた。
アウトドア志向の人が昔より増えてきていることを実感した。
そんな人を見ているだけでも元気をもらえるようで嬉しくなってくる。
花の美術館では、ハロウィンの可愛い飾り付けで、それが何かも知らないがかわった飾り付けで子供のようにワクワクしてきた。
ついでに稲毛の浜まで行って遠くの景色を堪能したが、目が衰えてきたことを実感させられた。歳はとりたくないね。
MEGA WEB ヒストリーガレージで数々の名車に再会 [アート]
おいらの世代の多くは、自由とパワーの象徴だった自動車に憧れた。
自動車の全てを知ることで、より親密な関係を築こうとした。
雑誌も多数発刊されて、知識は豊富にあったかもしれない。
昨今、若者の車離れが加速していると聞く。
生活様式が多様化して、象徴的存在の力が衰えたのか。
むかしは良かったとも言えないけど、いいものはいいんだと言う姿勢も大切だと思う。
おいらの世代には懐かしいと思える自動車がリストアされて展示されていると言うスペースが台場にあると言う。
それも無料で公開している。
おいら達にうってつけの場所じゃないかっと言うことで、いつものおじさん3人組で出かけた。
東京テレポート駅にほど近いビル内にそれはあった。
エリア内の入り口に黄色のダイハツミゼットが出迎えてくれた。この商用車は爆発的に売れたんじゃないだろうか。
テレビの人気番組で、大村崑さんが丁稚姿でミゼットを連呼していたCMを思い出す。
赤いメッサーシュミットにも目がクギ付けになった。
モンゴルまつりの時に久しぶりに再会を果たしたSさんが、そのむかし所有していたと聞いたから。
乗せてもらったことはないが、外観からの印象は思いっきり無駄と省いた合理主義が見て取れる。
こういった主義がにじみ出るような自動車は最近には見ることができない。
続いてジャガーEタイプ。
当時でも自動車ショーや雑誌で見ることしかできない存在だったが、写真などで見た記憶では、イギリスの緑豊かな片田舎の道を優雅に行く姿は忘れることができない。
素晴らしいデザインだ。
アメ車のコーナーもあった。
これでもかってオバーデコレーションが目につく。当時のアメリカファミリードラマでもこう言った自動車が出てくるシーンがあった。日本のコンパクトファミリーカーとは同種の製品とは思えないほど異質なジャンルを形成していたように感じる。
パワーと富の象徴を形作るとこうなるんだろうか。
ガソリンの給油機もあった。
給油の単位がガロン(米1ガロン=約3.8リットル)これも富の象徴かも。
あのアメ車の大容量のガソリンタンクに吸い込まれるように大量のガソリンが消費されていったのだろうか。
ところでこの給油機に「TOKHEIM」のロゴを見つけ、記憶が蘇った。
仕事で来日した米国人とともにある製品の検討をしたことがあった。
その後進展することにはならなかったが、貴重な経験ができた。
日本の名車。マツダコスモスポーツやトヨタ2000GTにも再会できて本当に良かったよ。
近くにあるフジテレビに無料循環バスに乗ってよってみた。
自動車のフロントみたいなキャラクターが出迎えてくれた。
川村記念美術館から [アート]
一雨ごとに秋らしい陽気になるのが例年の習わしということだが、月曜日の雨の翌日は、天気予報によると雨も降るかもって微妙だったのが、そこは晴天に恵まれたのはグーだったが、雨の翌日なのに夏の暑さが戻ってきたようなサービス過剰な天候だった。
加曽利貝塚土器づくり同好会の会員のお一人が、土器づくりの権威とも言える方の個人宅への訪問のアポイントメントをとっていただいたので、8名ほどの団体で訪問することがかなった。
それで、川村記念美術館で待ち合わせ。
少し早めに着いたので、園内を散策して時間を潰すことにした。
よく整備された庭園の植物たちも、季節的には秋なのか、それとも気温的には夏なのか迷っていることだろう。
この中途半端な季節を感じながら駆け足で見て廻った。
休憩所で皆さんに合流して今日の目的地へ出発だ。
おいら的には、いつも感じるのだが千葉の道はわかりづらい。
先導する車に置いて行かれないように必死で着いてゆくと道はどんどん狭くなって、最後のお宅へ通じる小道は畑の農道のような道。
ここは縄文の丘は個人のお宅なのだが、広大な敷地には山林で中に竪穴式住居や貝塚、土器づくりの工房などをはじめ、住居内には少年時代から収集されたという本物の土器や土器の破片をはじめ、自らが研究されで復刻されたという土器、土偶、木製品、石器、矢じりなどが飾られている。
縄文の空気の中で生活されているようなものだ。
土器づくりへの強い情熱などお聞きして貴重な体験をさせてもらった。
大変おせわになりました。ありがとうございました。
エキゾチックな香り漂う 成田ワット・パクナム [アート]
今年3月末に中国の上海周辺のツアーに参加して古い寺院などを訪れた時の印象は、その建物様式は日本と酷似している(そうじゃなくて日本がそれが似ている)印象を新たにした。
これらの仏教寺院はその発祥の地から、徐々に変化しながらそれぞれの地に定着して行ったのだろうか。
その名はワット・パクナム日本別院。(千葉県成田市中野294-1)
タイの仏教寺院で別院とあることから、タイに本院があるんだろう。
仏教の盛んな国だから、日本に住んでいるタイ人のための寺院で年に何回か開催される祭礼時には、多くのタイの人たちが集まるという。
以前、どこかのサイトで写真を見た。すぐにでも行きたいと思ったが、いつしか忘れていた。
また、忘れてしまうのではないかと、思い出した時に出かけてみた。
周辺は畑。そんな中にちょっと異様とも思える建物を見つけたら、そちらの方へ農道っぽい道を行けば行き着けるが、そこまではちょっとわかりにくい。
夕方の到着だったので、院内にはどなたの姿もなく、勝手に入っていいものか迷った。
門から入って正面に事務所風の建物があったので、「ごめんください」みたいに建物内に入って「すみませーん」と何回か呼ぶと中から、お坊さんが現れた。
日本語がほとんど通じないようで、カメラで撮影してもOKですかってジェスチャで伝えるとOKですと言われた。
綺麗でエキゾチックな拝殿だろうか立派な建物が見える。
近寄ると、ちょっと痛んでいる箇所が散見できる。
小さなタイルが剥がれ落ちて地面に落ちている。
中に入ってもいいかわからないので、遠慮しておく。
今度はイベントの行われるときにじっくり見てみよう。
東京国立博物館 「始皇帝と大兵馬俑」すごかった [アート]
いつ頃だっただろうか、あの壮大な中国の遺跡「秦始皇帝陵と兵馬俑坑」をテレビか何かで見たのは。
特に坑の中に隙間のないように並んだ等身大の兵士の像は圧巻で、その画を忘れることができません。
「始皇帝と大兵馬俑展」(2015年10月27日〜2016年2月21日)が上野の東京国立博物館で開催されているのを知って、兵馬俑の実物が見たくて行ってきた。
(東京ではすでに会期は終了してしまいましたが、3月から福岡で7月からは大阪でも開催されるようです。)
とても人気が高く、入館時間前から行列ができていた。
今から約2200年前に中国の最初の統一王朝が建立され官僚による統制が行われたという。
「始皇帝」はその王朝を築いた国王が「最初の皇帝」という意味で名乗ったという。
「俑(よう)」は「人形(ひとがた)」の意味で、死者と共に埋葬されたもの。
兵馬俑は粘土で整形され、焼結され彩色されたとあるが、発掘と共に表面の彩色が剥がれ落ちるらしく、一部の俑を除いて、大半が土色になっている。
原寸大のそれはとても迫力があり、それでいてディテールも丁寧に作られて遠くからも近寄っても緊張感を持って見ることができる。
粘土が材料なので、素材の特性からか、手などがやや大きめにデフォルメされているようにも感じされたが、とにかくすごい。
この特別展の館内は写真撮影は禁止だが、館内の一部に記念写真のコーナーがあって、そこに置かれている兵馬俑は撮影可能(ただしストロボなどの発光は禁止)なのは、非常に嬉しい対応でした。
特別展のチケットで入館すると平成館での特別展のほか本館ほかでの常設展示場も見ることができるのも嬉しい。