日向和田 観梅以外の目的で出かけた



























 







 青梅線 日向和田(ひなたわだ)といえば、吉野梅郷の梅で有名で、シーズン中は山一面に咲き乱れた梅花を愛でる人たちでごった返したものだった。


ある時、プラムポックスウイルスへの感染が確認され、2014年にこの一帯の梅の木を全てが伐採された。


今年2017年に復活したと聞いたが、元のような状態になるのは、まだ先になるのだろう。


 


そんな梅の里に友を訪ねることになった。


 


ところで、青梅線といえば、かつて仕事していたサラリーマン時代に青梅駅のちょっと手前までよく往復したことを思い出す。


片道2時間半以上電車での移動だったが、当時はそれほど遠いとも思わなかったが、今回は立川まではともかく、その先からがとても遠く感じた。


仕事の段取りなどを考えながら行き来するのと、どんな顔した友に会えるのかってぼーっと考えているのでは、時間の感覚が違うのかもしれない。


 


立川駅でいつものおじさんと待ち合わせ。


聞くところではIKEA立川ができたらしい。そこのレストランでランチしたいということで、モノレールの下道をゆく。


ここ立川も仕事時代は馴染みの地だったが、北口は駅前にデパートがあるくらいで、モノレールもなかった。


(今考えると駅から遠いところにモノレールを見かけたような気もしてきた)


見違えるほどきれいになったケヤキ並木道を行くと正面にIKEA。


 


さて、食事を済ませて、立川から青梅線に揺られて日向和田。


駅前が青梅街道、その先が多摩川。


へそまんじゅう総本舗手前を左折して、アーチが美しい神代橋を渡りきってすぐのところを右に川の方に下って行くと、そこはカヌースクールの「ウィズ・ネイチャー」。


訪ねて行くM氏が創業して、現在は息子さんが代表のようだ。


 


下りたところのちょっとした平地に建物などがところ狭しと並んでいる。


この建物も近くの木を伐採して、自分が組み立てたというから驚きだ。さらに図面なんか描かないっていうので、さらにびっくり。


 


息子さんに「あちらにいます」と促されて行くと、笑顔の彼が現れた。


おいらは50年ぶりの再会。


握手の握力が力強くて、自然と共生してきたことが手から伝わったような気がした。


おいらのように「パソコンのマウス以上重いものは持ったことない」っていう(最近はデジカメか)ことが冗談が聞こえないっていうのとは大違い。


 


昔話、じいさんに至るまでの紆余曲折、現状報告など話は尽きない。


息子さんのカヌーフリースタイルの演技を見せてもらった。


よく浮いているなって言えるほど小さいカヌーを操って場合によってはカヌーごと水面から飛翔し、前転してしまったのには唖然として拍手を送った。


 




M氏がカヤック?に乗せてくれるという。


水面すれすれの目線での景色は新鮮でなかなかの体験ができた。

驚いたのは、渓流というようなところであったが、トロ場に鯉の集団がいたことだ。

以前観たテレビ番組によれば、ほとんどの鯉は外来種どという。


来るときに渡った神代橋も下からの眺めは、またすばらしい。


そんなことしている間に、そろそろお暇しないとって時間になってしまった。


すばらしい体験をありがとうございました。