前回の旧鴇田家住宅に続いて、同じ習志野市の旧大沢家住宅(千葉県指定有形文化財)にも行って見た。
入り組んだ細い道の奥に、その公園はあった。
旧鴇田家住宅に比べると建屋も小さく、敷地もちょっとした高台にこじんまりと建っていた。
内部は自然光だけでは非常に暗い。
閉館時間間際だったので、訪れてくる人もなく静かなところだ。
それでも桜の季節には高台の下に見る桜のコントラストがなんとも美しいとのことで、訪問する人も多いらしい。
この建物は東日本大地震にも傷一つなく耐えたという。
リーフレットによれば・・・
<昭和50年(1975)12月12日 千葉県指定有形文化財指定
旧大沢家住宅はは、寛文4年(1664)に建築された東日本最古級の古民家です。江戸時代に上総国長柄郡宮成村(現在の千葉県長生郡長生村)の名主をつとめた大沢家の住宅として、昭和48年(1973)まで使用されていました。昭和51年、建築当初の姿に建築復原され、同年11月に開館しました。
この住宅は、江戸時代中期までの典型的な房総民家の形式を今に伝えています。その特徴として、開口部が少なく「デイ(出居)」の戸口が格子窓と壁だけで構成されていること、差鴨居(さしかもい)がすくないこと、大黒柱が使われておらず床の間もないことなどがあげられます。
「ドマ(土間)」では民具を展示し、午前中はカマドで火を焚いております。古民家ならではの落ち着いた雰囲気と趣をお楽しみください。>