春の加曽利貝塚 4月、5月



























 ついこの前まで、落ち葉が降り積もって一面ちゃいろの世界が、ある日、目がくらむほどの変身を遂げて、一面の若草色になった。
おいらのように昨日の次が今日、次が明日っていう変化のない、けじめのない生活をおくっていると急な変化にはびっくりさせられる。

寒かったり、ちょっと暑くなったりしているうちにも、動植物はきちっと季節のつなぎ目を感じとって次の季節を迎える。

おいらは後から、それを目の当たりにして、春だねっていうことになる。
そうしたことも、ここ加曽利貝塚のような自然に恵まれた地に、時々ではあるが土器づくりのために往復することを許されているためだ。

最高の季節を味わうために、カメラ担いで(とほどのカメラじゃないけど)、巡ってきた。