大嘗宮一般参観に行った <昨年のはなし>



























 おいらのような「年寄りは出歩かない方がいいよ」ってテレビのアナウンサーからの呼びかけに呼応して散歩に行くこともなく、加曽利貝塚も博物館が休館になってしまったため、土器づくりにも出なくなってしまった。
と思いながら顔を下腹部に向けてため息をつく、今日この頃である。

新型コロナウイルスが対岸の火事で、まさか今のようになるなんて誰もが(責任ある方も含め)想像もしていない時期の12月4日に大嘗宮一般参観に行った。


東京駅の丸の内南口で待ち合わせ。
平日とあって、職場へ向かう人々が足早に通り過ぎてゆく。


当日は秋季乾通り一般公開紅葉狩りと大嘗宮参観の2グループが入り乱れ、結構な混みよう。
宮内庁庁舎あたりで2ルートに別れた一方の行列についていく。
やがてそれかなっていう建物が見えてきた。

人垣の隙間からカメラのレンズをのぞかせて、訳も分からず撮ってきた。


ある資料によれば、天皇が即位の後初めて、大嘗宮において新穀を皇祖、天神にお供えし、自らもお召し上がり、安寧と五穀豊穣を祈念される儀式を行う。とあります。

以前の大嘗宮は儀式終了後に壊して材料は破棄されていたものを、今回は時節柄、材料は再使用されるらしい。
また、屋根材は茅葺だったが、今回のものは桧皮ぶきだそうだ。

久しぶりにこの辺りを歩いて変化の速さを実感してきた。