- ヘルス
窓を通して向かい側に建物の大きなガラス窓が見える。
そこはフィットネスクラブで、多くの人がガラス窓の向かってランニングマシン上で走っているのが暗い中に浮かび上がっている。
電車の窓ガラスとあわせて窓ガラス2枚を隔てただけなのに、かたや疲れ切って寝るに寝られない人たちと、健康的に運動している健全な人たち。
このとき「健康」って言うのはカネを払って手に入れるものなんだと思い知った。
むかしは慎ましく生活していれば、それは健康だという時代があったが、いま、気をつけて見回すと、どこでにも健康関係の製品が氾濫している。自分から不健康になり、カネを払うことで健康と思い込む。
テレビCMはダイエット食品やらサプリメントやらが非常に多い。ファミレスなんかでも健康を意識したメニューが増えた。
遅ればせながらそうだったんだと改めて気が付きました。
Apple社による「WWDC 2014」が終わった。
最近の同社の動向は世界の流れに大きな影響力をもっていることから、新しい製品が発表されるやいなや、テレビや新聞で取り上げられてきたが、今年のカンファレンスの基調講演で新規のハードウエアの発表がなかったので、テレビのニュースでその様子を報じているのを見ることはなかった。
おいらは、この「WWDC 2014」を見て、(もちろんWebで)これはと思ったことがあった。それはiPhoneやiPadの新OS「iOS8」のアプリ「HealthKit」(ヘルスキット)。
(新 iOS8 および 新MacOS OSX Yosemite はこの秋にリリースを予定されている)
詳細は判らないけど、健康管理の指針となる自身のいろんなデータを簡単にとれるようになり、それを自身で管理できるようになるという。画期的だな。
あるいはいまの健康状態でこれから酒を飲むんだったら、「どこまでが許容値だよ」なんて教えてくれたら嬉しい。要らぬお世話か、「老いぼれたってその程度はわかるよ」。。。
iPhoneだかiPadとかが、今後出てくるであろういろんな測定器やヘルス製品の「ハブ」になって、健康という状態が見えてくるっていうのに期待したい。
参考:「ハフィントンポストの記事から」