- 観光情報
バス通りから、遊歩道を左に折れると、右側に夏草が自然のままに生い茂る一帯がみえてきた。
敷地をぐるりと取り囲む小道を回ると約620メートルほどあり、(GoogleMap 距離を測定による)敷地内は一面夏草で覆われている。昆虫はおろか小動物も生息していても不思議ではない。
バス通りから左に入るポイント 左側が新検見川駅 柵の向こう側が遊歩道
緑に埋もれその建物はあった
出入り口のアーチ 入口は鉄板で覆われ施錠されていて内部には入ることはできない
心ない落書き
外壁の一部ははげ落ちていた
建物の近くの通路にはたき火の痕跡
屋上にまで繁茂する木か草
敷地内は柵で囲われており、敷地内には入れない
GoogleMapを転載
この夏草に隠れるように、コンクリート製の独特な形をした建物の一部が見える。
これが、話に聞いた「検見川送信所」か。
建物はT字型で各コーナーは丸く成形されている、これによって独特の雰囲気がある。
出入り口もアーチ状にできており(放物線のような)、同じようにコーナーは丸くなっている。
資料によれば窓も同じような形だということだ。
電波の干渉を減衰されることを意識したものだろうか。
実働していたときはさぞかし美しい建物だと想像もできるが、目の前に存在するものは正に「廃墟」そのものだ。
壁は一部はげ落ち、落書きも目に付く、夏草は屋上にも繁茂している。
バスや車の通行量も多い道路からちょっと入ったこんな場所に「廃墟」のような建物が多年ひっそりと存在していたことは驚きだ。
これを文化遺産として保存しようと市民レベルで活動されている方々がいる。
美しい姿に保存されるようにと希望したい。そのときには是非とも再訪したい。