ここからは酒にまつわるいろんなこと
あるとき、年末に集まって皆で初日の出の参拝ということで、静岡あたりの海岸に出かけたことがあった。
明け方までの長い時間、海岸にあった流木を集めてたき火で暖をとった。
それでも冬の浜辺での寒さには暖房としては不十分なので、誰かが持ってきたニッカウィスキーで体内から暖める方法を併用することとした。
このウィスキーはそれまでのものと違って、刺激が少なくて軽いもので、すっと喉を通っていく。
真っ暗な中、怪しい焚き火の光を見ながら、相当量飲んだのだろう。
気がつくと酔いが回って、まっすぐに歩くことができない。
地球が球体をしていることを実感できる。と、いうか地べたが丸く見える。(この記憶は鮮明に残っている)
その後は意識がなくなって、もちろん初日の出も見ることができなかった。
さらに翌日(たぶん元旦)もひどい二日酔いで大変苦しい思いをした。
社会人になって、酒との付き合いの機会が増加した。
日本酒に出会って、酒と酒肴の組み合わせを知ってしまった。
それ以来ずっと日本酒党になった。
酒に強く?なって酒の量が増えていくと、氷と水があればがんがんやれるウィスキーも常飲するようになった。
最近は歳のこともあって、できるだけ飲酒の習慣から脱しなければという考えがあるがなかなかうまくいっていない。
ハイボールブームとそして朝ドラでウィスキーの人気の再燃
昨年の10月から、朝ドラで日本のウィスキーの父と呼ばれる偉人を主人公としたドラマが始まった。
その影響からか、最近のハイボールブーム以来のウィスキーブームが再来したようだ。
先日、スーパー店内をぶらぶらしていると、ニッカウィスキーのボトルとポップにであった。
「竹鶴」と「余市」というものだ。
おいらの手は無意識のうちに「竹鶴」のボトルを握っていた。
このウィスキーのラベルにはこんな内容が印刷してあった。
<竹鶴ピュアモルト
日本人にもおいしいウィスキーを飲んで欲しい。果てしない夢に生涯をかけた、日本のウィスキーの父と呼ばれるニッカウヰスキー創業者:竹鶴政孝。
彼の傍らにはいつも、ひとりのスコットランド女性の姿がありました。
妥協することなく夢を追い続けた竹鶴。
愛を込めて彼を〝マッサン〟と呼び、共に生きたリタ。ふたりの想いと情熱は豊かに熟成したこのピュアモルトウィスキーにもしっかりと受け継がれています。
やわらかなモルト香と甘くバニラのような熟成香が調和。なめらかな口当たり、まろやかな味わい。爽やかな余韻が特徴です。>
飲もうと思えば、あの手にしっくりなじむボトルが手元にあって、いつでも飲めるっていう余裕はいいもんだ。
オンザロックやストレートでいただいているうちにあっという間に空のボトルが残った。
おいらの印象では酒という飲料は、人間が口にできる飲料でも最高のものの一つだと思う。飲み過ぎで命を失わない程度に自制しながら、永く楽しみたいな。
この人類最高の飲料を。
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