捩花 (ねじばな・ネジバナ)の不思議
 
この時期になると同じ場所に群生して花開くんだ。
その花は一本の茎に螺旋状にたくさん付いている。(ネジバナの由来か)
右まきもあれば左まきもあって一定していない。
小さい花はラン科の植物だけあって目をこらして見ると美しい。
 雑草のように時期になると人知れず開花し、開花から10日ほどすると静かになくなってしまう。
花が散るだけで、葉や茎は残っているのかわからない。
というのは、この植物はよく芝生の中に群生していることが多く、
花がなくなってしまうと、芝との見分けが付かなくなる。
あるサイトの記事を見ると、根元に大きな葉が付いているのでよく探せば見つかるかも知れない。
それで、調べて見ました。(根元を見ると・・・・の写真)
芝をかき分けて、やっと見えてくるネジバナの葉でした。
 
 
こんな美しい花をもつ雑草(失礼)を、雑草を卒業させようと鉢植えして
大切に育てたいと思う人も多いだろう。
 
雑草とはいえ、移植は難しいらしい。
 
midleeさんの<今日の発見>によれば
 
そんなネジバナですが、鉢植えで育てようとするとなかなか難しいようです。
市販の殺菌された腐葉土などではすぐ枯れてしまうようです。

ネジバナの根は菌根で菌類と共生していることが関係しているようです。
芝生などでネジバナがよくみられるのは、芝生には共生関係の菌が豊富にあるからなのですね。

芝生があればネジバナは育つ、であれば芝生空間をつくれば良い、ということになります。
 
 
こういう気むずかしい植物がごく身近な足下にあってもいいじゃないかな。