蘇州市 世界文化遺産 虎丘 (Hu qiu) 

 この観光地、正確に言うと行っていることにはならない。

 

虎丘は標高30メートルほとの丘の上に呉王「闔閭」(こうりょ)の墓のあるところで、埋葬後に白虎が出たことで虎丘の名がつけられた。上の写真は虎丘への入口にある碑坊といわれる門で、「呉中第一山」(呉の中で第一の山と)いう字が見えます。

 

この門の前に集まって、5分間滞在で写真を撮って次に移動するという情けない内容だった。

 

丘の上に建つ塔は、八角の七重塔で傾いていることから、「東洋のピサの斜塔」と言われているというが、この地点からは傾きは感じない。

バスの車窓から見た塔は確かに傾いていた。

 

そんなわけで、バスまでの道中での屋台の写真などを羅列することでご勘弁を。

 

屋台や水に関わる話(今回のツアーでガイドをされた中国人から聞いた内容)

・便秘で悩んでいる人いませんか。そうした人は水道水を飲めば即座に改善します。

 便秘でない方は、水道水を絶対に飲まないでください。

・屋台で食べ物を購入して食べないほうがいいです。

 ガイドとしては、これを言うのは辛いことですが、あえて言います。

 ガイドが言わないで食あたりになった場合、ツアー運行に影響が出るし、本人にとって非常に不幸なこと。

 逆に「食べないで!」というと、なぜあの美味しそうなものを禁止するのかって恨まれす。

 屋台の食べ物は不衛生で、バケツ2杯の水ですべて賄っている。中国の人が食べて大丈夫でも、耐菌性の低い日本人には勧められない。

・果物は農薬に気をつけないといけない。洗えば済むって思うかもしれないが、手に付いた農薬のことも注意が必要。

 

半分冗談かも。あるいはツアーを無事に終わらせることの責任感からの話なのか。

実際のことなのかは不明。

 

 

この話で、忘れるに忘れられないということがある。

かつて、仕事で訪れ順調に終わりつつある時、あと二日で帰国の予定になっていたあの日、仕事が終わってホテルに帰ってから始まった。

上から下から、ところ構わず見舞われた。

胃にも、腸にも何も入っていないのに出るわ出るわ。

翌日も同じ。

考えられるいいことは、身体が軽くなったくらいかも。

残りの全ては悪い方、内臓系だけで収まらずに頭も痛い。

何が、当たったのか考えてもわからない。もちろん水道水は飲んでいない。

幸いなことに、一日半ほどで夕方には症状が軽くなった。恐る恐るおかゆを食べた。

その翌日、香港イミグレーションでの検疫検査もすり抜け、無事に帰国できた。

 

日本でも、時々お腹の具合が悪くなって下痢することもあるが、その比ではない。

あの苦しみは忘れることができない。

 

という話をこのツアーに出かける前に、同行の友に話しした。

そして前項のガイドの話。

友の一人はかなり神経質になっていた。

 

これも先のガイドの話と一緒で、知らないで急に見舞われるか、知っていることで防止になるか。

どっちがいいんだろうか。

今さら遅いけどね。