佐原の大祭・準備体験ツアー



























 







 ある時、佐原商工会議所の主催による「佐原の大祭・準備体験ツアー」を公募しているという記事に目が止まった。で、これは今までになく面白い企画じゃないかって思い、その場でネットに接続して参加を申し込んだ。


 


佐原の大祭は夏祭りと秋祭りがあって、秋祭りは10月第2土曜日を中日とする金・土・日曜日の3日間開催される。


今年(2017年)は10月13・14・15日だった。


 


この準備体験ツアーとは、その祭りを前にして山車を格納庫から引き出して清掃しながら飾りつけなどをする作業を、時によって解説などを聞きながら見学するという内容だ。


 


祭りは自由に見ることができても、こんなことはなかなか体験できない。


 


9月24日に佐原駅の集合。


ちょっと早めに駅に到着するが、受付しているところもないし、それらしい雰囲気がない。


唯一、J-COMのカメラを担いだ人がいて、そわそわしている様子が伺えた。


おいらと一緒で一切の雰囲気がないことで不安に思っている様子だ。


 


定刻に近ずいて受付が始まって、一安心。


 


2班に分かれて、徒歩で組み立ての現場に移動。


どこまで分解された状態で格納されていたのかわからないが、屋台は普段見慣れたものと変わらないような状態で山車の骨格が広場の中央におかれていた。


 


準備作業を公開してくれたのは、東関戸の大楠公(楠木正成)だった。


 


 


この日の予定は、以下のようなものだった。


9:15 佐原駅集合


9:30   山車を組み立てている蔵の見学


10:30 街並み散策


11:00 山車会館見学


12:00 昼食(自由行動)


14:00 山車を組み立てている蔵の見学


15:00 歴史的建造物でのティータイム


16:00 佐原駅解散


 


盛りだくさんの佐原だったが、過去何度も行ったけど、今回のツアーは裏側を見たようで興味深かった。


なかなかよい企画だと思った。


佐原の山車まつりがユネスコ世界無形文化遺産になって久しいが、このような企画で地域復興の成功例を収めてほしいものだ。 


 


当日は写真にあるように、絶好の観光日和だったんですが、行こうと思っていた祭りの本番、10月13・14・15日は見事に雨に見舞われたようで断念した。


雨模様だと人形を雨に当てないようにと透明ビニールの覆いをするので、お囃子など音系はいいが、映像的にはちょっとっていう感じになってしまう。


今年は肝心のところで雨に見舞われるパターンが多かった。