東武鉄道株式会社の関連資料から転載


東武鬼怒川線で蒸気機関車C11復活か(〜約50年ぶりのSL復活で日光・鬼怒川地区の活性化を推進します〜)

 かつて、いまのJRを国鉄といっていた時代、福島県の会津若松周辺の路線には蒸気機関車(C11)が運行されていた。(会津線、只見線、日中線など)

首都圏から比較的近いので、よく撮影に出かけたものだった。

会津線沿線には有名な温泉地(湯野上、芦ノ牧温泉)や鮎の梁、観光地(大内宿、塔のへつり)などあり、蒸気機関車だけでなく楽しめた。

東北道4号線を経て、121号線に入ると日光の入口、鬼怒川温泉、五十里湖などを経て会津田島という山間の町に着くと、そこから西若松までの路線が会津線だった(資料によれば終着駅は会津田島でなく、会津滝ノ原とあるが、蒸気機関車は会津田島で折り返していたように記憶している)。

話は戻って五十里湖から先への山間には当時から工事途中で中断しているトンネルや橋脚などを見かけた。
関東圏まで会津線の延伸の計画だったが、工事は中断されていた。

この路線(野岩線)が完成して接続されたときには、すでに蒸気機関車は廃止されていたので、完成状態は見たことがない。

いまや東武鉄道の浅草駅から東武動物公園駅、新栃木駅、下今市駅(東武伊勢崎線、東武日光線、東武鬼怒川線、野岩鉄道、会津鉄道)などを経由して会津若松まで接続しているらしい。
※東武鉄道は、現在 野岩線・会津鉄道を通じ、会津田島まで直通運転を実施


先日、東武鉄道株式会社が下今市駅〜鬼怒川温泉駅間(12.4km)の東武鬼怒川線でJR北海道所有の蒸気機関車C11 207を借り受けて、運行を開始するとの記事に接した。

この区間はかつての国鉄の区間ではないため、正確に言うと国鉄会津線で撮影したものは参考にはならないが、とにかく理屈なしに嬉しいじゃないか。



<東武鉄道における蒸気機関車の歴史は、1899年(明治32)に導入させたPeacock社製のA1形にはじまり、1947年(昭和22)の60台をピークに徐々に減り始め、1966年(昭和41)6月26日の佐野線における蒸気機関車さよなら運転により全廃となっている。>
(東武鉄道株式会社 関連資料より転載)


まだ2017年度からを目途に運行としており、具体的な運行計画が公表されるのは先になりそうだが、期待して待ちたい。

心配はそこまで行けるほどの体力が残っているかかナ。

以下に国鉄会津線で撮り貯めた写真の一部をご覧いただきたい。