ちばサンドアート2015

ちばサンドアート2015

　このようなイベントがあることを、takaranoumiさんの＜この記事＞で知ったので出かけて見た。

サンドアートって何年か開催されているらしいが、いままで知りませんでした。

開催場所の「稲毛海浜公園」は以前「稲毛民間航空記念館」に行ったことがあった。

イベントはサンドアート以外にもあって興味深かった。

サンドアートについて説明パネルがあったので以下に要約すると

浜の砂を使用する？

稲毛の浜で開催とあったので、てっきり浜の砂を使うとおもっていたのだが、実際は浜の砂は波に洗われることで砂の角が丸く、像にしたときの強度が弱くなるので、山の砂を用いるとある。

今回使用した砂は館山のものだとあった。

砂に何かを混ぜて固めるのか？

砂と水だけだそうです。完成した部分から定着剤というボンドの水溶液のようなものをスプレーして表面を保護していくとある。

雨が降っても大丈夫？

定着剤が、何重にも固まった部分は風にも耐えるほど、定着剤は同時に内部の水分の蒸発も防ぐ効果をある

どのくらいの砂を使用する？

今回は全体で大型ダンプカーおよそ5台分（びっくり！）

制作日数は？

メインの砂像は9月2日から11日までの10日間で制作

    

足や衣のディテールには目を見張る

メインの砂像

以下説明板による

＜TITLE 「ポセイドン」

ARTIST  砂像彫刻家  保坂俊彦氏

ポセイドンはギリシャ神話にも登場する神で、全能の神ゼウスに次ぐほど地位が高く、また実力もありました。

ポセイドンが持っている、先端が３つに分かれた矛は、海や大陸を自在に支配することができまいた。

「ちばサンドアート」では「海」というテーマで、2013年から3年間にわたり、ギリシャ神話に登場する「海：に関係が深い神をモチーフに砂像を制作しました。

一昨年は「アリオン」、昨年は「アンドロメダ」。そして今年は海の世界で最も強大な力を持つ「ポセイドン」と、最終的に3部作のような形とすることができまいた。

見る角度や見る時間によって、異なる表情を見せるポセイドンを是非何度かご覧いただければと思います。

9月27日まで展示＞

メインの砂像

以下説明板による

＜TITLE  「太古の海より」

ARTIST   千葉市立稲毛高等学校  美術部

千葉市立稲毛高等学校附属中学校  美術部  （指導教諭： 堀江尚美）

地球に生物が誕生したのは今からおよそ40億年前。繁栄と絶滅を繰り返しながら、気の遠くなるような進化の時間を経て、ようやく人類が出現、そして現在の私たちがここにいます。それを1年にたとえると、人類の誕生は12月31日だと言われており、また、私たちのDNAの中には、その古代生物たちの痕跡が記憶されているのだそうです。

わたしたちの祖先と言うべき古代生物を育んできた海。一度も干上がることがなく、寄せては返し、引いては寄せて、生物進化の壮大な時間を刻んできました。

古代から今日がこうしてつながっていることに改めて深い感慨を覚えます。はるかな、壮大な海を想ってこの作品を制作しました。

9月27日まあで展示＞

歴代砂像の写真パネル

2014年「アンドロメダ」向こう側

2013年「アリオン」

ここからは「親子砂像制作体験」エリアにあったもの

公園内にあったパンパスグラスかな

同じく ムラサキシキブ