前記事の恵山古鎮からほど近いところにある、古寺「南禅寺」に到着。
バスが交差点の反対側に停まったので、南禅寺には横断歩道を渡っていくことになる。
ただでさえ広い道路の横断歩道。車も電動バイクも入り乱れる中を無事に渡れ終われるか。
そこは、日本で言うところの「赤信号、皆で渡ればこわくない」ってことで、ボリュームアピールしながらツアー団体19名は無事に渡り終えました。
商業地であり大きな街中に取り残された感のある南禅寺。
歴史を感じる佇まいは多くの信心深い人たちで賑わっている。
境内には遠くからでも見える塔「妙光塔」、高さ43メートルがそびえている。この塔を登るのは有料らしいが、他は無料で参観できる。
このような歴史ある寺院では、日本の場合、開祖や変遷などの説明を受けたり、パネルで表示され、各々が解説文を読み、ある程度理解しながら、知識をベースに参観するものなんだろうが、この地ではあまりそうしたことはないようだ。
単に宗教施設であり、観光地である。
まっ、それでも十分楽しめるし、心が満足する。
日本の古寺とは建物の様式が異なるが、伽藍配置は似ているようだ。
歴史的、文化的に繋がっていることがよくわかる。
なぜか、こうした環境にいるととても心が和む。
そのようにデザインされた長年に渡って完成された文化というものが、そういう作用をしているのだろうか。