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中国 上海・蘇州・無錫・千灯 4日間の旅(4) [観光情報]





無錫_清名橋-00.jpg



無錫 清名橋 (Qingming Bridge 

 無錫周辺の古い街並みは、ここ清名橋でも同じような景観だ。

異なるのは、ほかの街並みはお土産ショップが古い民家内で営業しているのに対して、この清名橋周辺の古鎮では、住民が実際に生活していると伺える。

 

ここの住宅は、長屋形式の古い建物で、一つの特徴としてトイレが無いとのこと。

トイレは「おまる」で済ませるということ。

そのあとは、川に流していたことは想像に難く無い。

水道はどうなっているのか聞き忘れた。

 

ガスはなくて、練炭(れんたん)を使用する。

練炭って、ご存知無い方も多いかも。

石炭を砕いたものを筒状に固めたもので、熱効率を考えて何箇所か穴が空いている。

 

おいらが幼少の時代には、これを朝、練炭コンロに入れて着火させる。これを約1日分の煮炊きに使用する。

冬場は掘りごたつの熱源にも使用する。

 

練炭を着火させるには、練炭コンロに新聞紙を丸めて入れ、その上に細く割った薪をそっと乗せて、新聞紙にマッチで点火して薪に安定して火が移ったのを見計らって、練炭を入れて練炭に火が移るまで、コンロの下の空気穴に向けてうちわで空気を送り込む。(練炭をコンロに入れる時、斜めに入れてコンロの途中で留置き、コンロの下までドスンと落とし込むと、薪の火が消えてしまうことを防止する。このアナログ的手加減が絶対的に必要な技術だったんだ)

 

その後、練炭火ばしで練炭をつかんで着火した側を上にして、再び練炭コンロに入れなおす。

 

練炭はその後、着火しやすい部分が付いたことで、その部分を上にして、新聞紙と薪を燃やすことで、容易に着火した革命的改良版ができたように記憶している。

 

余談だが、着火後の練炭コンロを表に持ち出して、焼き網を乗せてサンマを焼いた、そのサンマの味が忘れない。

どこの家庭でもやっていた。

 

ウィキペディアによると「練炭」は日本の発明品だということだ。

 

その練炭を、ここ清名橋の古鎮で見ることになるとは思ってもいなかった。

 

日本の標準的家庭の生活様式と比べて、遅れているんだろうか。豊かではないんだろうか。

不便な生活を強いられているんだろうか。

 

昔の生活を体験してきたおいらには、よくわからない。

 

 

   



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魚屋であろうか
プラスチック製のタライに種類別に分けられ、4種ほどの魚が泳いでいた
ウナギのように見える魚
体色がややうすく、斑点があった
新鮮この上ない

かつて中国でウナギ料理をいただいたことがあった
ぶつ切りのウナギをとろみのあるソースで煮込んだもの
蒲焼のような料理はないようだ

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製麺屋
店前に天日干ししていた
乾麺にするのかな

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肉屋
豚肉を部位ごとにブロックで無造作に置いてある
おそらく注文によって切り売りするんだろう
冷蔵庫がないのだろうか
そんなに暑い日ではなかったけど大丈夫

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八百屋
野菜の種類は豊富

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おいらの好きなたけのこもあった

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それにサトウキビ
料理に使用する砂糖をとるためのものか
お菓子代わりにしゃぶるものなのか?

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町並みを抜けると広場があってその先に清名橋が架かっていた

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川か運河だろうか 船を通すために独特の味のある形態

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橋の上からの眺め
最初に紹介した千灯の景観に似ている

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おしゃれなカフェもありました

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石組みのアーチがなんとも美しい

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プラタナス(すすかけ)の並木
今回のツアーで訪れた各所でこの樹木をよく見かけた
根元から1メートルほどの高さまで白くなっている。これもこの樹木に限らないが
白くなっているものが多い。
害虫よけのため、石灰の水溶液を定期的に塗るということだった

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練炭と練炭コンロ

 

しばらく、同じシリーズ「中国 上海・蘇州・無錫・千灯 4日間の旅」で続けます。









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コメント 2

mimimomo

おはようございます^^
懐かしい風景と懐かしいものと^^
練炭をまた見かけるなんて、なんだか不思議。小さい頃は練炭がなくて豆炭で七輪を起こしていたからおこたの中の七輪を熾しなおさないといけなかったです。練炭が出来てからは、一回で済みましたから楽でした^^
by mimimomo (2016-04-11 07:25) 

DANKAI_Gen

mimimomo さま
いつもありがとうございます。
豆炭もありましたね。
火を起こすところから1日が始まったんですかね。
しっかしした記憶がありません。遊びに夢中だった時期でしたから。今やポットに水入れてウイッチ押すだけでお湯が沸く。それで、時間的に豊かになったかというとそうでもないのが不思議。
by DANKAI_Gen (2016-04-11 12:44) 

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