白花洲公園に残る胥門 これも遺跡



蘇州市 蘇州運河遊覧  

 蘇州は水郷の町で、運河が街中を網の目のように走っていおり、別名「東洋のベニス」と呼ばれ、元の時代にマルコ・ポーロもこの地訪れ、その景勝を絶賛していると言われている。

 

二日目の観光行程を滞りなく終え、希望者のみのオプショナルツアー「蘇州運河遊覧=ナイトクルーズ」。

バスは現場に到着し、希望者のみ下車し、それ以外のかたを乗せたバスはホテルまで行く。

 

ナイトクルーズを希望した私たちは、薄暗くなった広場から行列して蘇州市壁の門をくぐる。

そこは船着場で大勢の観光客でごった返していた。

小さな船は私たちツアーの人たち専用のようだ。

実は、運河を行く遊覧を沿岸の中国らしい景色を想像しながら楽しみにしていた。

 

船の往来が激しくて、船だから揺れるので、暗いのと相まって写真の撮影は厳しい。

時々、船が行き過ぎた時の波で窓に飛沫がかかる。

橋の下をくぐるので、乗船室が水面に近くて、窓を開けると水が入ってきそうだ。

これもまた、写真撮影には好ましくない。

 

両岸とも建物や植えられた柳などが美しくライトアップされている。

このように観光客を誘致するために地域揃って協力することで、豊かになったということだ。

利己主義が多いと言われる中国でよくもまとまったものだと感心した。

 

船が往来するには狭すぎるところを抜けると、そこに下船する船着場があった。

ここは、船も人もよくもこれほどというほど多数集まっている。

それがまた美しい。

 

「蘇州の夜」のクルージングなかなか良い船旅だった。