小湊鉄道がグッドデザイン賞



























 







 前記事に続いて新聞記事のネタ。


千葉市のコミュニティーセンターってとこで、新聞を見ていたら千葉版に小湊鉄道って明朝体の大見出しが目に飛び込んできた。


「小湊鉄道にグッドデザイン賞」


 


おいらの前職はプロダクトデザインを長年担当してきた。


グッドデザイン賞の前身は戦後の輸出振興の位置付けで、一つは品質向上、もう一方が洗練されたデザイン。


そんなことから、対象が工業製品がメインだった時期が長く続いた。


もちろん、おいらも(というか所属していた会社が)何回かグッドデザイン賞への応募にチャレンジしたが、自分が担当した製品が受賞することはなかった。


 


デザインは一般人とちょっと違う芸術家ぶった変な格好の若者が担当して、(偏屈で扱いにくいのがデザイナーっていうのが定説化していたのかも)いわゆる格好いいものを生み出すものとの誤解もあるが、グッドデザイン賞の審査はもちろん、スタイリングも重要な要素であることは間違いないが、オリジナリティーや機能、使い勝手、堅牢などなどの審査もある。


 


グッドデザイン賞はいつの日か、いわゆるハードウエアだけでなく、ソフトウエアとかゲームとか、サービスなどにも範囲が拡大されてきた。


 


小湊鉄道の今回の受賞はサービス、環境の整備、それらを合わせた社の戦略などが受賞の理由になったと思われる。


 


なんと素晴らしい判断だろうか。


 


 


いつの日か小湊鉄道の沿線風景に溶け込む各駅舎や蒸気機関を模した(とは思えないほどの本物感がある)ディーゼル機関車が牽引する里山トロッコ列車を、さらに五井駅に保存されているというかつてこの鉄道で運行されていたという蒸気機関車などを見にいきたいと思っているんだが未だに実現できていない。


 


これを機に、計画をしてみよう。