かつてバラバラの存在だったデータをデジタル化することで、パソコン上で管理や鑑賞などできるようになった。
でも、ちょっと前まで、HDDなどのストレージの価格が高く、容易にたくさんのデータを保存することが躊躇された。
デジタル化に向けておいらの長期的計画としては、レコードやカセットテープ、8ミリフィルムムビー、それに35ミリフィルム。
レコードはレコードプレヤーが壊れたので諦めかけていたところ、最近デジタル化を目的としてレコードプレーヤーが次々とリリースされてきた。(等倍速での変換は途方もない時間を要するし・・・)
嬉しいけれど、最近熱が冷めた。
手っ取り早いのが、35ミリフィルムのデジタル化。
以前にフラットベッドスキャナーでフィルムを取り込めるものも使ったが、これはとても面倒だし、スキャンに長時間を要した。(そのうちOSの更新でメーカーのドライバーソフトが対応しなくなって使えなくなった)
専用のフィルムスキャナーも会社の上司から借りて使ったこともあったけど、結構時間がかかった。
さらに、最近になって知人から高性能フラットベッドスキャナーを譲ってもらったが、どうもうまく動かなかった。
そんなことなどから、35ミリフィルムのデジタル化はいろいろ試したが、結局のところ画像品質はそこそこでも簡単にできないものかという気になってきた。
そんな経緯で低価格の魅力からサンワサプライ社製 FILM SCANNER 400-SCN006を購入した。
あっけないほど、軽くて小さい本体で期待半分で使い始めたが、使い勝手も読み込み速度も不満を感じることはなかった。
肝心の画質は画像エンジンで適度に露出補正、カラー補正、コントラスト、ごみ取りなどをしていると思われ、おいら的にはこの程度で十分だ。
残念なのはキャプチャウィンドウで見る画像がネガのままでしかモニターできなかったこと(おいらの環境=iMac Late 2012 OS X El Captan Ver.10.11.6 バンドルソフト=MediaImpression 2 Ver.2.1.84.1200)
関東地方も梅雨が明けて、本格的な夏空も拝めたけれど、フラフラとウロつくことも危険なので、しばらくは室内で、ネガフィルムを引っ張り出して昔を懐かしもうかな。
ところで、デジタル化した写真は小海線(清里ー野辺山)で撮影したもの。
その当時は野菜を生(なま)でいただく習慣は少なかったと記憶している。
当時を振り返っても野菜サラダなんて食べた記憶がない。
この頃、レタスって葉物野菜を知った。
今や野菜サラダに欠かすことのできないレタスは、当時からこの小海線沿線でたくさん栽培さてていた。
この新鮮野菜を速やかに消費地へ運ぶのに、小海線が利用されていた。
大きな密閉型のコンテナに高原野菜のレタスを詰め込んで、小淵沢までC56型蒸気機関車(後部補機付き)が往復していた。
レタスを食べ始めたのは、その後すぐだったかもしれない。