むかしの仲間たちが集まって懐かしい話で花を咲かせる忘年会を開催してくださるという人からのお誘いを受けて、ありがたくご自宅までお伺いさせていただいた。
練馬区内のご自宅まで最寄駅の西武池袋線の石神井公園駅で、これまた懐かしい友の車でピックアップしていただくために待ち合わせ。
石神井公園駅からさらに反池袋方面に行った駅の近くに住んでいたので、身近な石神井公園駅は、小学生の頃は電車通学していたため(私立小学校なんて高貴なモンじゃなくて、団塊の世代は児童数が多すぎて越境入学している子がたくさんいたんだ。おいらはその一人ってこと)、石神井公園の駅前にあったたくあん工場(練馬はたくあんの材料の練馬大根の生産地)の独特の匂いや、線路を挟んで反対側にあった大きな石屋さんなどを覚えている。
小学校卒業後も最初は自転車で、次にバイクで通りかかった常に身近な存在だった。
遊びの場所でも三宝寺池の飲めそうなくらいの清く透き通った水や水鳥を見たり、ボート池ではセル瓶?でタナゴを採ったり、防空壕の中を探検したりと、子供にとって一級の遊び場を提供してもらっていた。
現在の石神井公園駅は西武池袋線が高架になったため、あの頃の駅前の雰囲気がなくなってしまった。
時間が早かったので、駅から公園までの商店街から懐かしいむかしを探したが、見つけることだできない。
考えてみたら、50年くらい前の街並みが残っているわけないよね。
坂を下る前にあったパチンコ屋を唯一見つけることができた。街中で偶然名も忘れちゃった友に偶然あったみたいな感覚だ。
駅前に戻ると見事に黄葉したイチョウの大木が目に入った。
近寄ってみると、根元に「石神井火車站之碑」なるものがあった。
昔からあったんだろうか。
帰ってから撮った写真を見てみると作られたのは、平成27年1月となっていた。
鉄道が高架になって駅が新造されてから作られたのかもしれない。
知らないはずだ。
待ち合わせの約束をした友とも無事に遭遇して忘年会へ。
楽しいむかし話やお料理で、あっと言う間にお開き。
楽しくて写真を撮るのをすっかり忘れていました。
みなさまありがとうございました。