フィルムカメラではよく失敗した写真を撮ってきた。


巻き上げスプールへのフィルム引っかけが不十分で巻き取りができなかったため撮影できていなかった。


フィルム装填済みのカメラの裏蓋を開けてしまった。


フィルム感度の設定失敗で撮影結果がアンダーまたはオーバー。


露出設定ミス。

(最初の一眼レフカメラには露出を計る機能が装備されていなかった。カメラとは別に露出計が必要で露出計で測定した結果から、絞りとシャッタースピードを撮影状況によって選択し、カメラの絞りリング、シャッタースピードダイアルを設定した。その後、一眼レフカメラにもTTL露出計を内蔵したカメラがリリースされたが、ファインダー内の露出計針を絞りとシャッタースピードを調整して針を所定の位置に組み合わせを決めるものだった)


撮影途中でフィルムエンプティで巻き上げ後フィルム交換で時間がとられて、撮影チャンスを見逃す。


ストロボシンクロ設定ミス


カメラぶれ 

(高感度のフィルムが少なかった)


マニュアルフォーカスのためのアウトフォーカス


フィルムの高温多湿環境での長期保管でフィルム劣化


ネガフィルムの保管不適によってカビ発生などで焼き増し不適


これらのトラブルは多くカメラメーカの設計に携わっていた皆様が苦労の末に徐々に自動化を達成していた。この成果の一部はデジカメに受け継がれ、さらに進歩していった。