このSuica、と言ってもほかの地方では異なる呼称みたいだが、便利この上ない。
おいらも一枚持っているが、これがない時代だったら、券売機の前で行き先を見つけて(これだって簡単じゃない)運賃を確認してチケットを買って改札を抜けるという方法だった。
こんなことでは電車に乗り遅れてしまうことも度々だったろう。
また、むかしは定期券を持っている人が当時の最低運賃(記憶にあるのは130円)を購入して改札を入って、下車駅で定期券で出るという、いわゆるキセル乗車を防止するため、130円のチケットを買うことができる券売機は端の方の限られたところにあった。
(この対策がどういう意味があるのかまったく理解不能だが、とにかくこういう不便を強いられた)
券売機前が大変混みあって並んでやっと券売機の前に来たら、130円のチケットが買えないことがわかったときは腹が立った。こんなこともあったけ。
人を見たら泥棒と思え的な失礼千万な鉄道会社の対応あるいは、一駅ぐらいの乗車の客は客にあらず的思考にも、このSuicaのお陰で苦情をいう必要がなくなった。
乗車してから、急に思い立って行き先を変更したり途中下車しても、運賃が無駄になることもない。
JRだけでなく、地下鉄や私鉄、バスだって、さらにコンビニの決済でも使用できる。
どうやって異なる会社間でうんちのやり取りをするのかわからない点もあるけど、ユーザの利便性を最大限盛り込んでいると思える。
紛失してしまうと大変だけどね。
こんな便利なものだけど、複数枚持っているメリットってあるのかな。
よく考えると、この便利さはSuicaの表面に印刷された情報には何ら関係ないし、希少価値がなくなった、このSuicaのポジションは微妙だな。
そんなこと考えていたら、昨年のあの騒ぎはなんだったんだろうか。