企画展 石神井川流域の縄文文化



























 








 おいらは戦後間もない頃に生を受けた。

父の実家の近所の借家で上石神井という場所。

その後大泉学園という地に引っ越した。5歳ぐらいの時だったんだろうか。

それまで従兄弟と上石神井の自然を楽しんだ。

時によっては、ちょっと遠出したせいか、行方不明になって皆を心配させたこともあった。

近所に石神井川があったので、余計に心配をかけたのかもしれない。


大泉学園に越してからは、川の名がかわって白子川になった。

以前記事にしたことがあったかと思うが、その白子川の縄文遺跡が遊び場(調べたら八ケ谷戸遺跡=やつがやと)だった時期が短期ではあったが、土器のかけらや、石器などを畑を掘り返して、ポケットに入れて持ち帰った。

それらを手に包むと、多分それらを作った人とつながるような不思議な感覚を覚えた。


そんな感覚が好きだった。


先の石神井川にそんな遺跡があったかどうかはわからないし、あったとしても5歳の幼子では興味がわかないだろう。


石神井公園駅から近い、石神井公園 ふるさと文化館で、石神井川流域の縄文文化という企画展が開催されるという連絡を受けていって見たくなった。


それで、いつもの3人連れて出かけた。

石神井公園駅で待ち合わせて車を出してくれた友人などと待ち合わせて、早速石神井公園のボート池に隣接しているふるさと館へ。

土器は状態の美しいものは少なかったが、多くが加曽利貝塚の形式の土器が多かった。

加曽利E式土器の形式は関東近郊まで同じ形式の土器が出土している。

移動手段の限られている、そんな時代でも文化交流があったのは、目の前の土器を見ていると感激する。


続いて、三宝寺池。

むかしは清水がコンコンと湧いて、その透き通った池を見るのが好きで、よくきたものだ。

池の透明度は流石にちょっと変わってきたが、周りの景観は、暑い時期には癒される。


とってもよかったよ。付き合ってくれてありがとう。