下総三山の七年祭り_神揃場〜二宮神社 (11月1日) [祭り]
下総三山の七年祭り_神揃場〜二宮神社 (11月1日)
子守神社で一行の二宮神社への出立を見送ってから、急いで京成電鉄 京成幕張駅から乗車。
京成大久保駅で下車して東邦大学習志野キャンパス前を抜け、日本大学生産工学部に沿って北上すると、と言ってもすごい人をかき分けながらという方が正しいか。
まもなく、神揃場に入場しようかと待機中の子守神社の一行を確認する。
その先に青竹で組み上げた竹矢来が見えてくる。
神揃場は神事を行う神聖な場として半纏をつけた関係者以外の入場を厳しく制限しているため、一般の人は竹矢来の隙間から中を覗く。
とは言え、場内には鉄パイプで組み上げた有料の桟敷がある。
場内を揉み歩く神輿に向かっておひねりが飛んでゆく。
熱気がこもった異次元の世界がそこにあった。
おいらがその場に到着した時には、すでに幾つかの神社は神揃場を後にして二宮神社へと出立していた。
決められた順番なのか、子守神社が最後の入場、最後の出立となっているようだ。
この神揃場は普段は公園と駐車場として使用された広場で、この祭りに使用される。
場内に御塚(おつか)が各九社ごとに創設されている。
四角錐(ピラミッド型)で上部を切り取った形で、土と芝で何層かに積み上げてあるのが遠目でもうかがえる。
この上に神輿を安置させて各神社ごとに神事が行われる。
ここでのの神事が終わった後、各社は二宮神社へ向けて出立していく。
ここから先の二宮神社までの道は狭く、多くのまつり関係者、見物する人々で熱気でムンムンしている。
両側の住宅には、道路に面して鉄パイプで組んだ桟敷が並ぶ。
この桟敷から、声援やおひねりも数多く飛んでくる。
こどもたちはこぼれ落ちたおひねりを拾っているのが危険な行為だが、そんなことを気遣いながら神輿に置いて行かれないように必死でついて行く。
途中に御旅所なるお宅があって、そこで休息をとる。多分夕食も。
ここで神輿を追い越して先に二宮神社へ行くと、この場の人の多さにはびっくりさせられた。(びっくりぽん)
以前の池袋〜新宿の山手線の通勤時間帯はまさに殺人的だった。その混雑ぶりにプラットフォームへ降りる人を転落防止のために制限していたその池袋駅の状態を思い出させるような雰囲気だ。
境内にはまつり半纏を着た者以外入場できない。
とは言え、少しでも近寄らないと肝心のシーンを見ることができない。
入場制限していたこの場所は神輿が入場する参道であり、二宮神社へはこれ以外のも出入りできるルートがあり、そちらへまわるとなんと入場できたのではないか。
何事も正面からだけの攻めでは埒があかないことの典型例かも知れない。
この地図はGoogle Mapから抜粋したモノに神揃場を加筆した
下側(南)に京成大久保駅 上側(北)に二宮神社がある
緑で囲ったところが神揃場でその中の茶で示したところが御塚の順番を示している
矢印は神揃場への入場と二宮神社への出場の位置を示した
神揃場ないの御塚とその向こうに桟敷
予定時間を大幅に遅れて神揃場へ入場していく子守神社
神揃場入場と同時に場内を練り歩く
御塚に神輿を安置し、神事を遂行
神揃場の出口付近で見かけた獅子舞
いよいよ神揃場をあとに二宮神社に向け出立
入場からこの間、約50分ほど
道いっぱいに大勢の人々が埋め尽くす
住宅地を行く大原大宮神社の神輿
沿道の住宅には鉄パイプで組み上げた桟敷があって、
声援やらおひねりの投げ入れなどで、この沿道独特の雰囲気を出している
二宮神社で各社神輿の昇殿を見るために子守神社を追い越していくが、その先を行く
大原大宮神社に追いついて行く道を阻まれる
二宮神社が見えてくる
待ち受ける人々で身動きがとれないほどの混雑
前方に見える竹矢来の左側を通って右手の拝殿に昇殿する
昇殿を終えると竹矢来の向こう側を通って専用の出口から帰路につく
一方通行となっていて神輿通しがぶつからないようになっているようだ
おいらが拝殿横にたどり着いた時は、すでに日が落ちて真っ暗
拝殿内まで神輿を担ぎ入れて神事が行われている
これは三代王神社
二宮神社は大きな神社だが、それでも神輿の上部に付く鳳凰飾りを
鴨居に引っ掛けないようにするのは大変そうだった
こちら拝殿側から見ると竹矢来の左手を抜けて専用出口がら退場
三代王神社の次に現れたのは子安神社
拝殿の鴨居などの構造物と神輿を接触させないように
拝殿内に神輿を入れるのは見るからに大変そう
神輿を所定の位置に安置して、これより神事が開始されるようだ
子安神社の次が最後となった子守神社
子守神社の神輿は大きすぎて拝殿内に入らないらしく
拝殿前にウマが用意され、その場に安置されていた
神事が終わって最後の昇殿参拝が終わった子守神社神輿が
境内で盛大にもみ上げ
気がつくと境内一杯に人また人の大混雑
子守神社が退去して喧騒が少しだけ収まった後
二宮神社の神輿庫から当社の神輿が担ぎ出され境内を揉みあげた後
幕張の磯出式に向けて出立していった
皆様にはもう飽きたと言われそうな七年祭の記事が続いていますが、
次は「磯出式」を予定
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