パソコンとインターネットと。。。 [パソコン]
会社の関係者が会議室に集合して分解しながら調査するのが目的だった。
このプラスチック製の小さな箱にモニターまで入っているのは当時としては驚異的だった。電源はAC電源のみの対応になるが、筐体上部に手かけが形成され、可搬ということを意識したものだ。これがポータブルの最初のモデルといえるだろう。
筐体は設計思想から分解できないが強引にリアカバーを開けると、小さなマザーボードが露出した。
当時、日本でもパソコンを生産、販売しているメーカーはあったが、金属の大きな箱にプラスチック製のパネルを取り付け、箱の上にモニターを載せて使用する大きなデスクトップタイプが主流だった。
これらの製品と比較して、この小ささは驚異的だ。
まるで精巧なおもちゃのようだった。
しかし、電源を入れるとおもちゃの印象は吹き飛んだ。ポーンという美しい起動音(当時のパソコンはブザー音でピッとかいう音)。白い画面にグレーのアイコン、文字や図形。アイコンなんて見るのも初めて。
文字や画が描けるのは当然としても、これらが動く。マウスっていう小さい箱を動かすとポインターが左右上下に動く。キー操作の練習ソフトで上からアルファベットが降って、地上に接地するまえに該当のキーをたたくゲームまがいのソフトはいまでも目に焼き付いているほど衝撃だった。
リアカバーの内側には開発に携わった関係者のサインがプラスチック成形金型に彫り込まれ成形されているのは後に有名になったが、こんなことも日本の常識からすると驚愕に値する。
江戸時代末期の黒船から異文化に触れたという衝撃を受けたというに似て、いまでも印象に強く残っている。このMacが仕事に不可欠な存在になるなんて当時は想像すらできなかった。
こうやってイノベーションがやってきた。
http://www.d4.dion.ne.jp/~motohiko/macplusdes.htm
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タグ:コンピュータ
2014-02-21 12:26
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