SSブログ

稲毛民間航空記念館 [散歩]





2014_0930-0001.jpg
 
稲毛民間航空記念館
 前記事でご紹介した「民間航空発祥の地記念碑」にまた続きがあった。
 
稲毛の浜で民間航空発祥を記念した記念館が「稲毛海浜公園」内にあった。
その存在は以前から漠然と知ってはいたが、近くにあると、いつでも行けるという意識が働くのだろうか、見に行ったことはなかった。
今回いろいろ調べていくうちに行ってみたくなった。
 
 
 
本記念館は入場無料だというのはいい。訪れたときは入館している人はなく、ちょっと寂しい。
 
エントランスを入ると大きな写真パネル(下の写真)があり、これには<1915(大正4)年 鳥飼式改造隼号で練習中(左より4人、玉井清太郎、伊藤音次郎、山縣豊太郎、玉井の助手)伊藤家 所蔵>とある。
写真もここまで古いと貴重な資料になる。
 
2014_0930-0002.jpg
 
2014_0930-0003.jpg
 
2014_0930-0004.jpg
 鳳号のレプリカモデル
エンジンは当時のエンジンを模したものだが、外観だけで動くものではない。
この機体でエンジンを載せ替えた機体で実際に飛行しているビデオを
館内で放映している
 
2014_0930-0005.jpg
 
2014_0930-0006.jpg
当時の稲毛海岸での飛行場を再現したジオラマ
 
2014_0930-0008.jpg
稲毛海岸の当時の航空写真
 
 
 
以下は館内で配布されていた冊子「稲毛海岸 飛行場物語」の冊子の中から抜粋した
 
民間航空の夜明け
国内ではじめて飛行機が飛んだのは、ライト兄弟から7年遅れた1910(明治43)年12月で、現在の東京代々木公園にあった、陸軍練兵場でしたが、飛行機はドイツ、フランスからの外国製でした。

「航空の発達に遅れては日本の将来が危うい」との心配から、国家的プロジェクト「臨時軍用気球研究会」が立ち上げられ、その中での偉業でした。

そのプロジェクトの中で奈良原三次は独学で考案した「奈良原式1号機」を製作、自ら初飛行に挑んだが、飛行にいたりませんでした。

その後、奈良原は海軍とプロジェクトを退いて、その後も飛行機の製作に没頭、1911(明治44)年5月、埼玉県所沢の陸軍飛行場に於いて「奈良原式2号機」が奈良原三次自身の操縦でとうとう飛行に成功しました。これが日本の航空史上〝国産飛行機の初飛行〟と認識されています。

奈良原三次はさらに機体の開発を続け、3号機を経て、決定版と思われる4号機の「鳳(おおとり)」号を完成します。

1912(明治45)年4月には、川崎競馬場で「鳳」号の有料飛行会が行われ、これにより白戸栄之助は日本初の商用操縦士となりました。

奈良原三次は経済的に苦境にたった末に、稲毛の浜が遠浅で滑走路に使えることを考えて、1912(明治45)年には稲毛海岸に専用の飛行場を構えるに至りました。
 
 
 
2014_0930-0007.jpg
館内の様子
 
2014_0930-0013.jpg
 
2014_0930-0011.jpg
 
2014_0930-0010.jpg
 
2014_0930-0012.jpg
 
 
 
2014_0930-0014.jpg
外には何の花だろうか、美しく咲いていた
 
 
 
 
 



Sponsored Links



タグ:飛行機
nice!(56)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 56

コメント 2

mimimomo

こんばんは^^
稲毛にそんなものがあるとは知りませんでした。
そのうち暇を見つけて行ってみたいです。
by mimimomo (2014-10-16 18:03) 

DANKAI_Gen

mimimomo様 いつもありがとうございます。
それほど広くもないところですが、展示内容は充実しているようです。機会があれば是非お訪ねされてください。
by DANKAI_Gen (2014-10-17 00:09) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました