下総三山の七年祭り_子安神社勢揃式（10月31日） [祭り]
下総三山（みやま）の七年祭り_子安神社勢揃式（10月31日）
幕張町内のあちらこちらで、祭りの開催を知らせるポスターや交通規制を告知する立て看板などをみているうち、ついにその日がやってきた。
「下総三山（みやま）の七年祭り」
資料によると室町時代から続いてきたという。千葉市、習志野市、船橋市、八千代市の４市9社の盛大なる祭りだ。
その名が示すように、丑年・未年の数えで七年ごとに行われる。
今年の祭りは11月1日と2日に行われ、祭りは「安産お礼の大祭」と、「安産祈願の磯出式」の2部構成になっている。
この祭りに参加する9社はそれぞれ役割を持っている。
参加神社名 | 主祭神 | 役割 | 所在地 |
二宮神社 | 素戔鳴命（すさのうのみこと） | 夫 | 船橋市三山 |
子安神社 | 奇稲田姫命（くしいなだひめのみこと） | 妻 | 千葉市花見川区畑町 |
三代王神社 | 天種子命（あめのたねのみこと） | 産婆 | 千葉市花見川区武石町 |
子守神社 | 奇稲田姫命（くしいなだひめのみこと） | 子守 | 千葉市花見川区幕張町 |
時平神社 | 藤原時平命（ふじわらときひらのみこと） | 息子 | 八千代市萱田町 |
高津比咩神社 | 多岐津比売命（たきつひめのみこと） | 娘 | 八千代市高津 |
八王子神社 | 天忍穂耳命（あめのおしおみのみこと） | 末息子 | 船橋市古和釜町 |
菊田神社 | 大国主命（おおくにぬしのみこと） | 叔父 | 習志野市津田沼 |
大原大宮神社 | 伊弉冉命（いざなみのみこと） | 伯母 | 習志野市実籾 |
＜七年祭の由来＞
馬加（現在の幕張）城主であった千葉康胤の奥方が解任したが、11ヵ月経過後も出産の兆候がなく、康胤や家臣もおおいに心痛していたところ、ある夜、武石明神社（現在の三代王神社）の神が奥方の枕元に現れ、「我は安産の守護神成り」と告げられ、それを聞いた康胤は、二宮神社・子安神社・武石明神社・須加天王社（現在の子守神社）の神主と呼び寄せ馬加の磯辺で安産祈願を行ったところ、翌朝に無事男児を出産するに至った。
康胤のはじめとしおおいに喜んで領地の村々にお触れを出して祭りを始めたことが三山の七年祭の始まりといわれている。
この祭りの始まりを前に、「子安神社（こやすじんじゃ）」（千葉市花見川区畑町）において「勢揃式」が行われるということで、見てきた。
神事は以下のような行程ですすめられた。
一の鳥居前の普段 駐車場として使っている広場に
関係者が集まって、これから町内を巡る
神社脇の道路を進行
大きなお宅の門を入って
ここで小休止というか
多くは庭で待機するが、家の中では神官や重役などが集まって
神事を行っているようだった
小休止の間にご近所から多くのお稚児さんほか大勢の関係者が
ぞくぞくと集まってきた
鏡割り
乾杯の儀があって、行列が整ったら再びスタート
子ども金棒
警児
手古舞かな
稚児
金棒
真榊
神官
11月2日の未明には大役を果たす「両男女（りょうとめ）」
お囃子
金棒（行列の構成はおおよそここまでだが、大人数で盛大なもの）
町内主要箇所を一巡して、子安神社まで戻ってきた
短距離とは言え、小さい子どもが履き慣れない履き物での行列は大変だったろう
明日は七年祭本番
午前7時に境内に集合して忙しい一日を迎えることになる
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タグ：祭り
こんばんは＾＾
ご近所でもいろいろあるものですね～
千葉市に住んで40年近くになりますが全然知らないですよ（＿＿；
by mimimomo (2015-11-04 19:00)
mimimomo さま
いつもありがとうございます
そうですね。知らないこと多いです。知らなくて良いことも多いですけど。
おいらも千葉に移住して30年以上になりました。
時間の経つスピードは驚くばかりです。
ブログを始めることで、色々区切りがつくかなと思いましたが、なかなか難しいです。
by DANKAI_Gen (2015-11-05 13:05)
うちのかみさんも昔稚児行列に参加しました。
by 暁烏 英（あけがらす ひで） (2015-11-10 19:51)
暁烏 英（あけがらす ひで） さま
いつもありがとうございます。
いいですね。小さい時の美しい記憶。
男の子はそうした記憶少ないかもですね
by DANKAI_Gen (2015-11-11 19:30)