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浦安三社例大祭だ まえだー、まえだー! [祭り]





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浦安三社例大祭だ まえだー、まえだー!

 

  むかし、新聞の地方版かで浦安で4年に一回の祭りがあることを知って、行ってみることにした。

東京メトロ東西線の浦安駅の改札を抜けると、そこは祭りの熱気で噎せ返っていた。

神輿が見えたので、ついていった。

 

 

それから、何回か浦安にも行ったがこの祭りに出くわすことはなかった。

今年、この「浦安三社例大祭」があることを知って、ワクワクしながら出かけてきた。

先述の時が2004年だったことから12年ぶりのことだ。 関連記事<デジタルしゃしんノート>

 

(2016年6月18日時点)

 

 

神輿を担いだ時の掛け声は地方によって様々だが、ここ浦安では「まえだー、まえだー」または「まいだー、まいだー」。

 

「地域密着型情報サイト・浦安サンポ」のサイトの記事によれば、

なぜ、『まえだー』なのかはいろいろ諸説がありますが、一番はやはり『前だ』を指しています。浦安の神輿はかつて喧嘩神輿、暴れ神輿といわれていたころがあり、寄付金が少ない店先や民家に突入したりしてなかなか前に進まなかったため『前だ、前だ』となったとも言われています。


近所の「前田さん」を大声で呼んでいるようで、この掛け声は慣れるまで違和感がある。

おいらはその「前田さん」では、ないので、慣れてしまえばどうってことない。


清瀧神社(堀江地区)、稲荷神社(当代島地区)、豊受神社(猫実地区)の三社がそれぞれの地区を1日かけて渡御。(コースは異なるが、18日、19日とも)

さすがに大きな町で神輿の数も多い。山車や神輿などで100台以上だとも言われる。


神輿は外来者でも担ぐことはできるらしいが、半纏などの着用など幾つか条件があるようだ。

神輿にずっとついていくにつれ、熱い空気に包まれていると担いでみたくもなってくるから不思議だ。

なかなかいい祭りだね。


気になるのは、町中通行止めは不可能なのか、神様をたたえた神輿が信号待ちはいただけないな。

唯一の救いは、青信号で一旦渡り始めると途中で信号が変わろうが、交差点内で止まって地すりや差しを繰り返しても、車はじっと待つしかない。(神輿最優先!こうじゃなくっちゃ)


地すりは、

地すりとは、浦安や行徳地域周辺に昔からある独特の担ぎ方です。『擦り』『揉み』『差し』『放り』の4つから構成され、鳳凰が舞い降り、畑を啄み、再び飛び立つまでを表しているといいます。(他にも堀江地区は海の波を表しているなど諸説あり)


地すりは、神輿が広い通りや交差点などに来ると、世話人の音頭役の合図で始まります。地すりは祭りの華であり最大の見せ場です。 (各神社によってアレンジというか伝統があり、若干違い流儀があるようです)

 

擦りは、担ぎ棒を肩から下ろしゆっくりと地面すれすれまで中腰で持ちこたえる。音頭役のホイッスルや掛け声で開始され、「回れ、回れ」の掛け声で中腰のままゆっくりと回ります。

見ているだけで、腰が痛くなるような気の毒な姿勢です。

揉みは、腰のあたりまで持ち上げて、「揉め、揉め」の合図で上下に振るとあるが確認できなかった。

差しは、万歳スタイルの状態まで担ぎ棒を差し上げ、状態を保ったまま「回れ、回れ」の合図で回ります。

放りは、万歳スタイルをキープしたまま、合図で一斉に神輿を天に放り投げ、すぐさま受け止めます。

 

とても暑い日の土曜日だったが、それ以上に熱気に満ちていた。

次回(4年後)は東京オリンピック、パラリンピックの開催年じゃないか。

どんな祭りになるか楽しみだ。


 

   



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豊受神社山車(小型トラック)に何故かくまモンお二人乗車
を力強く引っ張る
 
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纏もある
 
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豊受神社は3社の中でも特段華やかで神輿も多い
 
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青信号で渡り始めて赤になっちゃった
赤信号で交差点で停車?しているのがなんとも違和感があったが次第にこんなモンかと慣れた
 
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先回りして豊受神社へお参り
 
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参道に覆いかかるように大イチョウ
 
大銀杏
この大銀杏は、村の人が境川河口を流れていた小さな木を拾い上げ、豊受神社の境内に
植えたものと言われています。
その後、この木は順調に成長し、数百年を経た今日も枝葉が繁茂しています。
平成六年(1994)の樹木調査では、明治四十年(1907)頃、外周が三メートルほどの幹が高潮などの
塩害によって枯れてしまい、その周りに生えていた萌芽枝が大きくなり、現在の株立ちとなったことが
わかりました。・・・・・
秋には黄色い葉とギンナンの実がなり、特に秋風に散る黄色い葉の風情は見事なものです。
 
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合歓の花かな
見るからに暑そう
 
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豊受神社を経由して、清瀧神社渡御のコースへ移動
 
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結構広い幹線道路(多分 大三角線)の交差点内で堂々のパフォーマンス
まずは地すり
 
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次は差し
 
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狭い道路では写真の撮影も大変
 
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渡御の休憩時間を利用して近くにあった堀江ドックを訪れた
以前から気になる存在だったところだ
 
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漁船ぽい船の船溜まり
 ドックっていうが、ドックらしい施設は無いようだった
 
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反対側は旧江戸川
 
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休憩を終わって
 
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地すりを下目のアングルで
座ったものの立ち上がるのは大変だった
 
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差しは地すりと違って撮影しやすい
 
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周りを取り囲む人々との一体感がなんとも言えずいいんだな これぞ祭りの醍醐味
 
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境川の左岸をこの西境橋から次の橋まで行くと、間もなく清瀧神社だ
 
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偶然かな 右岸から稲荷神社の渡御集団
 
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一足先に清瀧神社へ移動
 
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子持ちの狛犬
 
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同じく吽形の狛犬

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神社前の道沿いにあった昔ながらの銭湯
 
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神社前の幹線道路 大三角線は祭り一色だが、ちゃんと日常も同居している
路線バスだけは通行させる
 
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バスが行き過ぎると道路は人で溢れかえる
 
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清瀧神社の鳥居の前で本日最後のパフォーマンス
気合が入ってる
 
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御旅所に2台の神輿が収まって、本日の祭りは終了
明日(6月19日)はここから出立して夜には宮入りして全行程を終える
 

 


 





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コメント 8

mimimomo

こんにちは^^
とても今のわたくしには神輿を担ぐことはできませんが、何だか担ぎたくなる気分^^
賑わってますね~
by mimimomo (2016-07-01 10:30) 

DANKAI_Gen

mimimomo さま
いつもありがとうございます。
ここでは女神輿、男神輿が分かれているのではなく、男女混合で担いでいました。それがなんか親しみがあって、担ぎたくなると思ったのかもしれません。
浦安も漁師の町だったことで、威勢がいいかもと思たりしました。
by DANKAI_Gen (2016-07-01 14:42) 

足立sunny

掛け声が「前だ」、というのはすごく面白いですね。
これほど活気あるおみこしは久しぶりに見ました。
by 足立sunny (2016-07-02 22:55) 

DANKAI_Gen

足立sunny さま
いつもありがとうございます。
初めて聞くと違和感がありますが、文化伝統ですからずっと続いて欲しいものです。
活気があっていいし、統率も取れているし、酔っ払いや歩行喫煙なども少なくていい雰囲気でしたよ。
by DANKAI_Gen (2016-07-03 12:14) 

ニッキー

重い御輿を「地すり」するってスゴイですねぇ(@_@)
皆様、気合いの入った担ぎ方をされるんですね!(^^)!
by ニッキー (2016-07-04 16:44) 

DANKAI_Gen

ニッキー さま
いつもありがとうございます。
地すりのあの姿勢はさぞかし辛いと思いながら見ていました。
二日間にわたる渡御なので、気になってしまいます。
by DANKAI_Gen (2016-07-05 15:01) 

暁烏 英(あけがらす ひで)

Genさん、フットワークがいいですねえ。こちらは近くに住みながらまだ見たことがなかったのでバッチリ読ませていただきました。むかしの行徳・浦安は全くの漁村でした。むかし大火があったため、午後7時以降は、路上でタバコを吸うことは厳禁でした。わたしはそのしきたりを知らず公園で吸っていたところ「コノヤロウ!てめえ、どこのもんだ?」とえらい剣幕で漁師らしき男に怒られました。今は高層ビルが立ち並び新住民が増えましたが、むかしながらの祭りは続いているんですね。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2016-07-07 19:24) 

DANKAI_Gen

暁烏 英(あけがらす ひで)さま
いつもありがとうございます。
以前記事にしたことがあったかも知れませんが、浦安というと当時練馬区にいた時に時々仕立て船で干潟に出て、投網で採った魚を調理して食べていた記憶があります。
昔から馴染み深い地名でした。
その場所が東京ディズニーリゾートの辺りだと知ってびっくりしました。
もちろん大火があっとかタバコに神経質だとは存じませんでした。
漁師町の面影も多少は残っていますが、圧倒的に首都圏への通勤に便利な住宅地という印象になりましたね。
by DANKAI_Gen (2016-07-08 13:18) 

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