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昨年の話 船橋市郷土資料館 [博物館]





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昨年の話 船橋市郷土資料館


 東京の片田舎から千葉に引っ越すことになったのは、転職のため。
1983年の年末も近づいた冬のことだったので、四半世紀と10年ほど前になる。
千葉はそれまで訪れることがなかった。都心部を抜けないといけないし、鎌倉が好き、出かけるとなると自然にそちらの方向に足が向いてしまう。今にして思うと何より歴史的史跡が好きだった。
それに比べると、千葉は歴史的な有名なものを聞かなかったし魅力的でもなかった。
来てみると、大きな木、林も森もなく平坦な地で似たような建物だけが林立した殺風景、無味乾燥な地に見えた。

転職後は忙しくて、そんなことを考えていることもなかったが、時間が経つにつれ歴史的価値をもつ地でもあることを理解してきた。
私感ではあるが、江戸が日本の中心になる前には交通の要所として栄えてきたこともあったようだし、その後江戸を支える食料の供給地でもあったようだ。

歴史がその地への愛着や誇りを育て、何よりも大切な連帯を生むことができると聞いたことがある。

前記事の習志野駐屯地の空挺館を観ての帰りに「船橋市郷土資料館」によってみた。
てっきり、この辺り一帯は習志野市かと思っていたら、意外なことに新京成線の習志野駅を下車したことあたり一帯は駐屯地も含め、船橋市だった。

郷土資料館の館内はとても綺麗で説明や展示もわかりやすい。
船橋市も千葉の東京湾臨海部の例にもれず縄文時代の遺跡の宝庫だ。

この4月から、歴史あふれる千葉でのイベントが目白押しだ。
おいらの所属している「加曽利貝塚土器づくり同好会」の一大イベント「縄文土器作品展」(4月10日〜21日)をはじめ、加曽利貝塚では「縄文春まつり」も予定され、佐倉市にある「国立 歴史民族博物館」でリニューアルのためながく工事中だった第一展示室「先史・古代」のコーナーが展示を開始した(3月19日〜)。

はやく冬眠から覚めないといけませんね。



  



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船橋の名所をイラストで説明している大きなパネル

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時代ごとに説明している
旧石器時代

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縄文時代
土器の展示数は少ないが、明るく綺麗に展示されている

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馬とは縁が深かった
現在でもいくつか競馬場がある

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庭に大きな蒸気機関車 D51 125
屋根があるせいか状態はよかった

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タグ:博物館
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mimimomo

おはようございます^^
時代小説を読んでいると、時折千葉辺りのことが出てきますね。
でもわたくし自身、千葉に住むようになって40年ほどになりますが
あまり愛着のわく都市ではないです。子供の頃、育った地がどうしても
身近です。
特に船橋ってあまり用事が無いせいか(東武百貨店くらい^^)近くて遠い所です。
by mimimomo (2019-03-20 07:15) 

DANKAI_Gen

mimimomo さま
いつもありがとうございます。
味覚も故郷の認識も小さい頃に創られるものかもしれません。
正直、転職で千葉に移転するのは相当抵抗がありました。
もう生まれてから千葉に移転するまでの期間より千葉の生活の方が長くなりつつあることを考えると、故郷ってなんだろう。
by DANKAI_Gen (2019-03-20 21:33) 

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