たまにはこんなことも [経済考]
たまにはこんなことも
たまにはこんなことでもって、記事にしてみました。
誰でも持っていると思うデジタルモバイル機器。あの製品がモバイルたる所以は内蔵されている充電池を外しては成り立たない。
この充電池は充放電を繰り返して使用できるものだが、初期のものでは、よく発煙事故、発火事故や加熱によって人身に火傷などの事故を起こしていた。
これによって大げさにいうと、製品の回収など日常茶飯事だったこともあった。
今でも時々ではあるがこの手の事故は少なくはない。
製造管理が非常に難しいということだ。
さらにこの充電池は使用を重ねていくと蓄電容量の低下が避けられない。
少しでも寿命をのばす方法として、満充電にしないとか、ゼロ放電にしないとか言われるが、真偽のほどはわからない。
しかしながら今の充電池は徐々に穏やかに性能が劣化していく。
こうしたことを考えているうちに昨今の日本経済と劣化を結びつけずにはいられない。
一時期は品質、デザイン、機能やスペックなどで世界中で圧倒的優位を誇っていた。
これを裏付けとして輸出と国内での生産で好景気をもたらした。
いまでも日本製品の優位を信じて疑わない人も多いかもしれないが、全てが劣化しているとも言えないが、優位を保っているのは一部に過ぎないと思う。
政府が推進しようとしている産業は原子力発電所産業と自動車産業だということは噴飯ものだ。
前者はアメリカでは衰退産業で、ある会社を日本の大手企業が異例の高額で関連会社として入手したが、ご存知のように企業存続も危うくなるほどの損費を計上して清算したことは記憶に新しい。
自動車産業も激変の時期に差し掛かっている。いうまでもなくエネルギー変換だ。おおよそ日本の得意分野のハイブリッド型ではなく、水素でもなく、電気になりそうだ。また、同時に自動運転でも覇権争いが激しい。
電気になれば、自動車産業の裾野の広い長年築いてきた強固な従来の産業構造を踏襲していくことは難しくするだろう。
かつて、パソコン産業がそうであったように、ハードウエアはモジュール化されて安価な環境で一括生産されてきた。これによってユーザーは安価なパソコンを手に入れられることになったが、製造会社が製造から付加価値を出すことが困難となり、利益を創出することができなくなった。PCの生みの親であるIBM社はいち早くこの世界から撤退し、日本で有名なパソコンメーカーもどんどん撤退していった。
この世界でよかったのは、高額なキーパーツのベンダーとオペレーティングシステム(OS)を提供している会社で、ウィンテルって言われていた時期もあった。
自動車産業も同じような道を辿るんじゃないだろうか。
携帯電話もかつては花形だったこともあったが、キャリアお抱えのリスクのないところからは、世界的視野での製品が生み出されることがなく、ある時アメリカの有名なスマートフォンが上陸しようとした時、あるキャリアはお財布ケイタイ、ワンセグ、iモードがないものが日本人に受け入れられるわけがないと豪語していたのを聞いた記憶があったが、あっという間に旧来の2つ折り携帯を駆逐して置き換わってしまった。
(ところで、おいらはいまだに3Gのガラ携を使っているー笑ー)
次期通信システムと言われる5Gシステムもどうなっているのか、日本のメーカーの話は聞くことがない。
ある時期から日本での最先端技術を扱うことが変わったように思えてならない。
これを裏付けとして輸出と国内での生産で好景気をもたらした。
いまでも日本製品の優位を信じて疑わない人も多いかもしれないが、全てが劣化しているとも言えないが、優位を保っているのは一部に過ぎないと思う。
政府が推進しようとしている産業は原子力発電所産業と自動車産業だということは噴飯ものだ。
前者はアメリカでは衰退産業で、ある会社を日本の大手企業が異例の高額で関連会社として入手したが、ご存知のように企業存続も危うくなるほどの損費を計上して清算したことは記憶に新しい。
自動車産業も激変の時期に差し掛かっている。いうまでもなくエネルギー変換だ。おおよそ日本の得意分野のハイブリッド型ではなく、水素でもなく、電気になりそうだ。また、同時に自動運転でも覇権争いが激しい。
電気になれば、自動車産業の裾野の広い長年築いてきた強固な従来の産業構造を踏襲していくことは難しくするだろう。
かつて、パソコン産業がそうであったように、ハードウエアはモジュール化されて安価な環境で一括生産されてきた。これによってユーザーは安価なパソコンを手に入れられることになったが、製造会社が製造から付加価値を出すことが困難となり、利益を創出することができなくなった。PCの生みの親であるIBM社はいち早くこの世界から撤退し、日本で有名なパソコンメーカーもどんどん撤退していった。
この世界でよかったのは、高額なキーパーツのベンダーとオペレーティングシステム(OS)を提供している会社で、ウィンテルって言われていた時期もあった。
自動車産業も同じような道を辿るんじゃないだろうか。
携帯電話もかつては花形だったこともあったが、キャリアお抱えのリスクのないところからは、世界的視野での製品が生み出されることがなく、ある時アメリカの有名なスマートフォンが上陸しようとした時、あるキャリアはお財布ケイタイ、ワンセグ、iモードがないものが日本人に受け入れられるわけがないと豪語していたのを聞いた記憶があったが、あっという間に旧来の2つ折り携帯を駆逐して置き換わってしまった。
(ところで、おいらはいまだに3Gのガラ携を使っているー笑ー)
この産業からも各会社間での事業売却などで、今や日本独特の携帯電話はともかく、スマホを製造しているメーカーは少ない。
次期通信システムと言われる5Gシステムもどうなっているのか、日本のメーカーの話は聞くことがない。
ある時期から日本での最先端技術を扱うことが変わったように思えてならない。
かつて日本製のオペレーティングシステムがリリースされたことがあったが、もちろん技術的にはアメリカの有名OSよりは優れた面もあった。
これはある時期からひっそりと消えてしまった。
ワープロソフトで有名な一太郎もある時からオフィスっていうアメリカのソフトベンダーものものに置き換わった。たくさんのバグがあったと言われているのに。
私感だけど、アメリカの主幹産業と競合する製品はなぜか消えてしまっていることを考えると何らなの力が働いたかも思ったりしたこともあった。
こう考えると、先に書いた政府が推進している原子力発電所や自動車などには整合性がありそうだ。
充電池の劣化と同じように日本の産業の多くは劣化の一途をたどっているように、ここ数年は顕著に感じざるを得ない。
劣化した電池は新しいものに交換することで回復できるが、果たして劣化の一途をたどっているという日本の産業と経済はどうやって立て直せるのだろうか。
少なくとも過去の栄華にすがることなく、現状認識というのがスタートになるんだろう。
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おはようございます^^
確かにおっしゃる通りでしょうね。今までの日本は追い詰められても何とか復活してきたけれど、今はそんな昔の日本人と人種が変わったみたいな面もありますしね。
それに、後進国と言われていたような国もどんどん進出してきているし。日本が後進国に落ちる日が来るのかも。
by mimimomo (2019-10-04 06:27)
mimimomo さま
いつも有難うございます。
権威ある各国別のランキングなどをみていると、どんどん後退していく様が数値で見えてきて、恐ろしくなります。
まさかこんな日が来ようとは思いもしなかった。
中国に行って一番感じたことは、彼らは意欲的、戦略的、自己主張、連携など日本人にはないものを持っています。悪い面もあるかもしれませんが、日本人の何をやってもダメでしょう、みたいな非生産的なものに比べると、いいと思ったことがありました。
by DANKAI_Gen (2019-10-04 16:18)