花園ハス祭り觀蓮会 2017 [祭り]
今年は力の入れようが違うのか、いろいろな変化が見てとれた。
まずは開催を知らせるリーフレットの配布。(今まではリーフレットなど見たことがなかった。おいらは、このリーフレットから開催予告を知った)
次に、昨年までは、1日だけの開催だったが、今年に限っては、3日間も連続して開催するという。
さらに、開催初日のことだが、千葉市長が来場したらしい。
また、数々のゆるキャラも来場して人気をさらっていた。
こんなこと記憶の限りではなかったことだ。
残念ながら、肝心の大賀ハス(正式名は「検見川の大賀蓮」)は開花の状態が良くなかった。会場のボランティアの方の説明では、すでに開花のピークは過ぎてしまったということだ。
小さい蕾が数個残っていた。
今年は朝5時台に出かけて、6時前に会場に入った。 気合い入れたんだ。
太陽の光は、まだ低くて、しかし肌を刺すようにエネルギッシュでとても暑かった。
多くのカメラマンが一眼に長いレンズを装着して、それぞれ花を狙っていた。
そんなところは避けて、花蓮ガイドツアーの参列に参加して、うんちくを学んだ。
聞けば聞くほど、奇跡の蓮だと認識を深くした。
「検見川の大賀蓮」は
1951年(昭和26)古蓮の実発掘(おおよそ2000年前の地層から3粒を発掘、発芽実験の結果2粒は発芽したがその後枯死し1粒が生育し花を咲かせた=このことから世界最古の花とされている)
1952年(昭和27)7月18日 開花
1954年(昭和29)3月31日 千葉県天然記念物に指定
1993年(平成5)「千葉市の花」に指定
1951年(昭和26)千葉県検見川(現・千葉市花見川区朝日ケ丘町)にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハスである。
また、発掘の地で、のちの東京オリンピック(1964年)で10月15日に近代五種競技の1種目「クロスカントリー(4000m)」が行われた。(知らなかったよ)
先月の千葉公園での大賀ハスまつりと違って、ここでは大賀ハス以外に色々なハスが小さなマスに所狭しと植えられていて、目を楽しませてくれる。
また、この地が木立に囲まれていて自然豊かであり、人の出入りも少ないので昆虫の種類も豊富に見える。
とてもいい半日を過ごさせてもらった。
夢いっぱいの町 真砂花壇作りの会 検見川浜のオアシス [散歩]
たまたま通りがかった沿道に人だかりの花壇があった。
それぞれに足元や頭上の花にカメラを向けていた。
ここは、JR京葉線 検見川浜駅からほど近い場所。
後日、忘れないようにと行ってみた。平日朝の通勤時間帯か、急ぎ足で通り過ぎる人は無関心か、「何だこのおっさん暇そうだな」って横目で見ながら通り過ぎてゆく。
暇そうなおっさんだけど、ここの花たちは優しく迎えてくれた。
「夢いっぱいの町真砂花壇作りの会」は、千葉市美浜区の市民ボランティアの活動で、23年の活動実績があるという。
この花壇は、県企業庁の土地約500平方メートルを借りて、荒地から土作りから始めたという。
これよりさらに北側の真砂中央公園にも美しい花壇を見ることができるが、この会のものではないのかと想像している。
今のこの季節で一番の人気は、「世界三大花木」のひとつにも数えられているというジャカランダ。
最初見かけたときはたくさんの花をたたえていたが、行く時期がちょっと遅れたのか、花は少しだけ。
会員の皆さまの努力の成果に感謝しつつ、来年は最盛期を狙いたいなと思った次第です。
箱根あじさい電車 バスツアー [観光情報]
時間の経つのを感じるときは、それほど頻繁には訪れない。このツアーを予約してから当日まではそれほど短いとは感じなかったが、行ってしまうと、あっというまに過去のまた過去になってしまいそう。
そんなことからブログへのアップに追われている。
そういえば、6月も終わり7月に。2017年も大したこともしないのに、貴重な時間を半分も浪費してしまったのか。
6月末、平日のある日、箱根あじさい電車(ほか)の日帰りバスツアーに参加した。
考えて見たら、日帰りバスツアーって初めてかも。
それに関連して、出発地が浜松町駅のバスターミナル。新宿バスタって話題になっていたが、浜松町のここは存在も含めて知りませんでした。
箱根は首都圏からは日帰りのコース。あるいは温泉地だから温泉旅館に宿泊しながらゆっくり過ごせる有名な観光地だ。おいらも年代に応じてバイクや車で何回も訪れた。
だが、小田急ロマンスカーや箱根登山鉄道を利用したという記憶がない。
今回は箱根登山鉄道で沿線のあじさいの鑑賞がメイン。
バスは座っているだけで、居眠りしようが、スマホに見入りようが、話に熱中しようが目的地に連れて行ってくれるので、とても快適だ。
今日も一緒参加している友が青年の頃に住んでいたアパートに東名高速を利用して行っていたなぁ。なんてどうしても昔話に成りがちな話題に花咲かせているうちに、平塚でトイレ休憩。
箱根が巨大なカルデラの底部に栄えた町だと初めて聞いた。そういえば周りぐるりと山に囲まれている。
こうしたこともバスならでは。
あっという間に、箱根湯本に。バスはちょっと離れた駐車場に入り徒歩で、駅まで。
旗を掲げた添乗員さんにみなさんお行儀よくついてゆくが、おいらは団体行動が苦手なので、あちこちに列を乱しながら、それでも迷子になることなく、改札口を通過。
あじさいの季節のせいなのか、梅雨だっていうのに晴天に恵まれたか、それともいつも混んでいるのか、プラットホームは人でごった返していた。
ここから40分ほどの電車の旅。くれぐれも終点の強羅まで乗り過ごさないで、一つ前の「彫刻の森」で下車するようにと何回も繰り返し言われた。
ここでバスに合流して、昼食のため「バイキングレストラン麦畑」。バイキング形式で地ビールも飲み放題。
まだ先があるので、そこそこに。
これで終わってもいいもんだと思うけど、盛りだくさんツアーなので、次がある。「修善寺虹の郷」。
ただただ広い園内をぶらぶらしていい運動になった。
天気にも恵まれ、結構楽しめた。
旧大沢家住宅 習志野市森林公園 [建物]
前回の旧鴇田家住宅に続いて、同じ習志野市の旧大沢家住宅(千葉県指定有形文化財)にも行って見た。
入り組んだ細い道の奥に、その公園はあった。
旧鴇田家住宅に比べると建屋も小さく、敷地もちょっとした高台にこじんまりと建っていた。
内部は自然光だけでは非常に暗い。
閉館時間間際だったので、訪れてくる人もなく静かなところだ。
それでも桜の季節には高台の下に見る桜のコントラストがなんとも美しいとのことで、訪問する人も多いらしい。
この建物は東日本大地震にも傷一つなく耐えたという。
リーフレットによれば・・・
<昭和50年(1975)12月12日 千葉県指定有形文化財指定
旧大沢家住宅はは、寛文4年(1664)に建築された東日本最古級の古民家です。江戸時代に上総国長柄郡宮成村(現在の千葉県長生郡長生村)の名主をつとめた大沢家の住宅として、昭和48年(1973)まで使用されていました。昭和51年、建築当初の姿に建築復原され、同年11月に開館しました。
この住宅は、江戸時代中期までの典型的な房総民家の形式を今に伝えています。その特徴として、開口部が少なく「デイ(出居)」の戸口が格子窓と壁だけで構成されていること、差鴨居(さしかもい)がすくないこと、大黒柱が使われておらず床の間もないことなどがあげられます。
「ドマ(土間)」では民具を展示し、午前中はカマドで火を焚いております。古民家ならではの落ち着いた雰囲気と趣をお楽しみください。>
大賀ハスまつり 千葉公園「蓮華亭・ハス池周辺」 [イベント]
おいらにとっては、早起きしてそそくさと出かけた。
ハス花が早朝開花し、その後徐々に花がしぼむということで。
ハスの花の4日間っていうパネルによれば・・・
<1日目>
早朝4〜5時ごろ花弁がゆるみ始め、とっくり型に開き、全開しないで8時ごろには閉じ始める。
<2日目>
深夜1時ごろからゆるみ出し、朝7〜9時ごろに全開する。
<3日目>
深夜1時ごろから開きはじめ、9〜10時ごろに全開して花径が最大となる。
<4日目>
8時ごろまでに全開となり、花弁が少しずつ散りはじめ午後3時過ぎには完全に散る。
ところで植物って独特の、時計に代わるものを持っているんだろうか。
人間にも腹時計ってものは聞くけど、これは季節にはおよそ関係ない。
人間の腹時計と比べようもないけど、高機能、高精度にちがいない。
新しくなった千葉駅には未だに馴染めないでいるが、迷わずに千葉公園に到着。
今日は梅雨時期とは言え晴天で歩いていると暑い。
大賀ハスまつりの初日、土曜日。すでにたくさんの人が大きな一眼レフ、スマホ、コンデジなどのそれぞれのカメラを持って被写体に夢中だ。
ここを訪れたのは今年で4回目。変わらぬ美しいハス花が咲いている。
聞くところによれは、毎回3月ごろにレンコンを掘り出して、状態の良いものを選別して植え直すそうだ。
こうした地道な手入れを経て美しく開花しているんだと言い聞かせながら、せっかくのハス花を少しても美しくって写真撮影に臨みました。
その後、ハス池を離れて公園内を散策。
4回目なので見慣れた景色だったが、縄文土器のモニュメントを発見。
あれ、こんなのいつからあったんだろうか。知らなかった。
特別史跡になった加曽利貝塚で最も有名な縄文土器、加曽利E式土器(縄文中期)じゃないですか。
この土器は、「加曽利貝塚PR大使 かそりーぬ」が頭にいただいている黄色い帽子のモデルとなっているものだ。
今度はレンコンの植え替え時にも行ってみたいと思った。
*大賀ハスについて
千葉県千葉市検見川の東京大学農学部厚生農場内の泥炭層を掘り下げた約4.7mの青炭層から、古ハスの実が発掘された。3粒の実を培養したところ、見事1粒から発芽した。
このハスが、発掘に中心的に携わった大賀一郎博士の名をつけて大賀ハスとなった。
日本各地に株分けされている大賀ハス、古代ハスは元は1粒の奇跡の発芽から始まったということになる。