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昨年の話 習志野の空挺館見学 [建物]

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昨年の話 習志野の空挺館見学


 テレビドラマで今年はオリンピック一色となっているようだが、昨年は西郷隆盛の話だったと思うが、はや記憶も怪しくなってきた。
その隆盛が近衛兵団の大将として、それ以前から馬の産地としての習志野の地に騎兵団の訓練視察にこの地に来たということをちらっと聞いた。
それで調べているうちに、この空挺館という歴史的建物と一般公開していることを知っていってみたくなった。

それは陸上自衛隊習志野駐屯地の敷地内にあって、公開日以外には入れない。
おいら的には、ちょっと抵抗がないわけではないが、ドキドキしながら門をくぐった。
怖そうな服装だが、意外にも優しく対応していただいた。
門を抜けて道路脇にテーブルと椅子を置いた受付があって、そこで名札を渡され首から下げることと、空挺館以外の場所にはいかないようにと言われ、すでに見えている空挺館に行った。

建物前にあった説明板は、木板に墨で記されていて、消えかかっているので読みにくかったが、次のように読めた。

空挺館

(旧御馬見所)の由来

この建物は、明治天皇の「御馬見所」として 明治四十四年に東京目黒の騎兵学校内に建てられ明治天皇が修業式に行幸され学生の馬術を天覧された由緒ある建物です。

大正五年 騎兵学校がここ習志野に移転した際 同時に移築され迎賓館として使用されておりました。

昭和三十七年に「空挺館」と命名し 空挺精神の伝統継承の場として旧陸海軍及び自衛隊の空挺資料並びに騎兵資料等の展示館として現在に至っております

 

空挺館は白い外観を見せて周りとは不釣合いな建物だ。

あまり古い感じがしないのは何度か修復しているらしい。

内部は、空挺団の展示が多く、室内で待機していた元自衛艦の方から展示の説明を受けた。
かつての大戦で落下傘部隊が大いなる戦果をあげたのはおいらも聞いたことがある。
落下傘は技術の進化が目覚ましいようだ。特に軽量化。印象よりかなり思い落下傘を持ち上げるコーナーもあったが、大変なものだった。

2階には、この地が近衛騎馬隊の演習場だった頃の天覧の部屋が一段高く床上げされたところや、司馬遼太郎の歴史小説「坂の上の雲」の中心人物 秋山好古の肖像画を始め資料などが掲示されていた。日露戦争時に世界的に強いとされていたロシアの騎馬隊コサック兵と対等に好古の率いる騎馬隊の戦闘は圧巻だったのを思い出す。


習志野は昔から馬に縁のある地であった。




  


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